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相変わらずの一句・・・^^

社員トラブルのときは、結構有効よー ^^

【同じ話を何度も繰り返す】 

 社員トラブルが発生した際、「これは時間がかかりそう」「双方の意見(主張)が乖離している」と判断した場合、相談者の方に次のように伝えます。

話し合いの機会を持ちます。
大体同じことを何度も繰り返し言うことがあります。
それでよいので、何度も同じ話をするようにしましょう。


これに対して「何度も同じ話を繰り返すんですか?」と言われることがあります。

「はい、その通りです。同じ話を繰り返します。」

これには、ちゃんと意図があります。

同じ話を繰り返すことで、当事者双方が「このまま同じ話を繰り返していても仕方ない」と気づくことがあります。
これが非常に重要なポイントです。自ら気づかないといけないのです。

多くの場合、社員トラブルの最初のうちは、「お互いの主張を言い合う」だけなので、ほとんどの場合、相手の話は聞いていません (;^_^A

まぁ、でもそれでいいのです。やっぱり物事と言うのは段階があって、それぞれの想いを「発散」する時期があっていいのです。
 
その時期を経ると、ちょっと落ち着くときがあります。
その間も、同じ話の繰り返しであったかもしれませんが、話し合いは続いているわけです。

お互いが少しずつ「このままではいけない」と感じるようになり、その状態にお互い疲れてくることもあります。

そこで、ある程度の妥協点を探ろうとする動きが出てきます。

これは同じ話を繰り返していたことで、一旦主張しているから、話がまとまりやすくなり、妥協点を見つけやすくなるのです。

また、社員トラブルがなかなか解決しない場合、それが公に判断してもらう必要が生じたとき「何度も話し合いを繰り返した」という事実が真摯な対応として受け取られることがあります。

話が進んでいないように見えても、実は進展しているのです。

社員トラブル解決のために、このプロセスを忍耐強く続けることをお勧めします。

1 トラブル発生時の初期対応
トラブルが発生した直後は、冷静に状況を把握し、双方の意見を聞くようにしましょう。

また、初期段階で、問題が長引く可能性があると判断した場合、相談者に対して「同じ話を繰り返すことの重要性」を説明しておくとよいです。

2 初回の話し合い
双方の意見を詳しく聞き、問題の核心を理解するようにします。
仮に主張が金銭だったとしても、よくよく話を聞いてみたら実は「単に社長に話をきいてほしかった」なんてこともあります。

あと、心構えになりますが、初回の話し合いでは、双方が自分の立場を主張することが多いため(全く相手の話は聞かない)、根気強く話を聞くようにしましょう。
とにかく、自分の主張ばかりが多いのですが、その時期も必要です。
間違ってもこの時期は、理詰めで正論で説き伏せようなどと考えない方がいいです。

3 繰り返しの話し合い
2回目以降の話し合いですが、具体的に話が前に進めば、それはそれでよいのですが、変に進めようとしないで、同じ話を繰り返すことをいとわない気持ちも大事です。

それは、繰り返し話すことで、双方の認識のズレが少しずつ修正されていくこともありますし、話し合いを続ける中で、双方が「このままではいけない」と感じるようになり、妥協点を探る態勢が整うからです。

態勢が整ったときに、物事の展開がうまく回り始めることも多いです。

4 進展の記録と確認
話し合いの内容を記録し、進展状況を把握しておきます。
どこかの段階で、それを視覚的に確認することも大事です。

聴覚ではなく、視覚に訴えることで「物事の整理」「思考の整理」がしやすくなることがあります。

あと、もし自社で解決が困難となり、公の場に争いが持ち込まれたときでも、何度も話し合いを行った記録は、後に真摯な対応として評価されることがあります。

なので、可能な限り詳細に記録しておきましょう。

5 最終的な合意と解決
何事もそうですが、時間を経ることで大抵のことは解決に至ります。

繰り返し話し合いを続ける中で、徐々に合意点が見えてきます。
最終的に(完全に納得でなくとも)双方が納得できる解決策を見つけ、合意に至るようにします。
 
【まとめ】繰り返すことで、妥協点を見つけやすくする。
このように、社員トラブルが発生した際には、初期対応から繰り返しの話し合い、進展の記録、最終的な解決に至るまで、根気強く同じ話を繰り返し行うことが重要です。

それでは、また ^^ /


今日の内容に関連して、音声配信もしています^^; 
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事を払しょくし、お堅い文章になりがちな「労務トラブル」「法的な話」を分かりやすく伝え、親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。

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