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それではいつも通りの一句 ^^;(懲りずに続ける)

物の見方が一方的^^;

【誰が悪いかより、まず当事者に「共感」】 
 
社員トラブルが起こった時に、「誰が悪い」、なんとなく最初で犯人の「あたり」をつけてしまうことがあります。これはよくありません。
 
もちろん「悪く思われてしまう側」も、ご本人のそれまでの勤務態度などに問題があるから、そのように「あたり」をつけられてしまう訳ですが、だからと言って、会社側が、なんとなくどっちが悪そうだとしてしまうと、その後の対応や判断を誤りやすいです。
 
社員トラブルを解決するコツの一つは「勝ち負け」で物事を進めないということです。

よほどでない限り、社員トラブルの両当事者、それは会社と社員かもしれませんし、社員同士かもしれませんが、双方に、しっかり話を聞けば、それなりに「それもあるよね」「それってわかるー」という言い分が必ずあります。
 
まずは、当事者の話をしっかり聞いてあげることです。

どう考えても一方が悪い事案でもない限り、かならず共感ポイントはありますので、共感してあげることです。

そうすれば、解決へのハードルは必ず下がります。
 
そしてその後の手順を踏んでいくのです。
手順としては以下の感じです。
 
(1)当事者の話をきく。客観的に事実確認を行う
 まず、事実関係を客観的に確認します。

会社が悪い立場とされている場合でもそうです。

この客観的にというのが出来そうで意外と出来ないポイントです。

双方から話を聞き、感情を排除して客観的な情報を集めます。
 
(2)共感ポイントを見つける。そして共感する
客観的事実確認ができました。

すると、すぐに「判決」しようとする方がいます(結構多いです)。

事実確認もそれほどできていないのに「結論」を出すことほど、危ないことはありません。

そうではなくて客観的事実がある程度、見えてきた時点で、共感ポイントを見つけるのです。

それは当事者双方に対してです。

例えば、パワハラ案件であっても、加害者とされる側、被害者とされる側、どちらにも共感できるポイントがあったりします。

共感をすることで、双方態度が軟化することは多いです。
 
(3)担当者レベルで共感ポイントが見つかれば、「ここぞ」と言う時は社長が話をきく
社員トラブルが大きくなる前に、社長自らが当事者の話を聞くことは非常に重要です。

あまり最初から深入りするのではなく、「ここぞ」のタイミングが大事です。

共感ポイントが得られた後などは、よいチャンスです。社長が直接耳を傾けることで、社員は自分の言い分が真剣に受け止められていると感じ、信頼関係が築かれます。
 
なんだかんだ言っても、中小企業の社員は、「社長に自分の話を聞いてもらいたい」の気持ちが強いです。

また、社長が問題解決に積極的に関わることで、社内全体に「トラブルには真摯に向き合う」というメッセージが伝わり、組織全体の士気が高まります。
 
(4)「個々」が大事にしているものは何かを見極める
トラブル解決の鍵は、当事者が何を最も大切にしているかを理解することにあります。

それは給与の問題かもしれませんし、職場の人間関係かもしれません。パワハラの例を出しますが、パワハラを行った上司を処分することではなく、自分自身が「苦しんだ」気持ちへの理解かもしれません。
 
個々の価値観や優先順位を把握することで、より適切な解決策を見つけることができます。

また、それぞれのニーズを尊重することで、双方が納得する解決につながりやすくなります。
 
(5)会社の得ではなく、社員の「お得」を考える。柔軟な対応をする
最終的には、会社の利益も重要ですが、社員トラブルを解決するためには、社員の立場に立って考えることが不可欠です。

社員が感じる「お得感」を大切にし、柔軟な対応を心がけることで、より良い解決につながります。
 
例えば、病気等で職場復帰がはた目からみてどう考えても難しい場合、退職勧奨をする場合があります。

最初は本人は嫌がる場合も多いのですが、傷病手当金が退職後も引き続き継続支給されることをお伝えしたら、すんなり退職される場合もあります。
 
金銭面の不安を解決する提案が、本人の「お得感」を得ることにつながったわけです。
 
【まとめ】共感ポイントから解決の糸口を見つける
社員トラブルは、すべてが円満解決という訳にはいきませんが、そこに「共感」があれば、解決もできるものです。

「共感」もなく、ただ会社のルールや法律をかざしていると解決できるものも解決できなくなります。
 
紋切り型の対応をしていないか、「共感」しながら対応しているか、考えてみる必要があります。

共感ポイントを見つけて、そこから解決の糸口を見つけていくのが、よい解決につながる(うまくいかないこともありますが)一つの方法です。

それでは、また ^^ /


今日の内容に関連して、音声配信もしています^^; 
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事を払しょくし、お堅い文章になりがちな「労務トラブル」「法的な話」を分かりやすく伝え、親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。

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こそっと書いている ^^; 姉妹ブログ
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