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それではいつも通りの一句 ^^;(相変わらずの駄作)

顧問契約を頂くときもそうです。。。^^;

社員トラブル専門社労士の問題解決テクニック
 【お金をいくら準備できるかを聞く。把握する】

本当に世知辛い話で恐縮なんですが、社員トラブルが発生し、その揉め具合が「中から大」に達する場合、最終的には金銭解決に落ち着くことが多いのです。

結局、賛否はあるとは思いますが、何らかの損害を埋めるための手段として、完全に代わりにはならないまでも、「金銭解決」が損賠の代替手段としては多く用いられているのは、間違いありません。

では、社員トラブルがあったときに、僕がどのようにして「お金の話」を社長にするか、その方法及び進め方をお伝えしまね。

 一通り事案の内容をすべて聞く
まずは、社長の話をじっくりと伺います。

話を遮らず、途中段階で一切の解釈を入れないことが重要です。話を全て聞き終わるまで、理解を深めるために質問を差し挟むこともしません。

丁寧に耳を傾けることで、社長が感じている問題の全貌を把握することができます。そのことで、社長が落ち着くことがあります。

とは言っても、「これは話が脱線が多い」「ポイントがまとまっていない」と感じた時は、さすがに、途中で話の交通整理をさせていただくことはあります。


 ポイントを端的に伝える
次に、

・これぐらいの損害が生じる可能性がある
・解決までこれぐらいの期間がかかる可能性がある
・こういった方向に話が展開する可能性がある

の3つのポイントを、簡潔かつ明確にお伝えします。

このステップでは、冷静に現実的な見通しを共有することが大切です。

見通しを立てる、伝えることができるは、相談者に安心感を与えることができます。

と同時に、それはそれなりの経験値がないとできないことでもあります。

 お金の準備について尋ねる
「大変世知辛い話ですし、失礼かとも存じますが、解決のためにどのぐらいのお金が準備できそうですか」と、率直にお聞きします。

もちろん、言い方には十分に注意を払います。

思いやりと敬意を持って、社長が置かれている状況と心情に配慮しつつ、具体的な解決のためにご準備できる金額についてお尋ねします。

これは社員トラブルの話が進んでから伝えるのではなくて、最初に伝えます。

なぜなら、そのことによって社長も心の準備ができますし、また相談を受ける社労士としても、どの方向に着地点をおけそうかを判断しやすくなります。

  金銭解決の提案(当事者に)
社員トラブルがこじれているときには、

「今であれば〇〇円の金銭解決が可能です(ご準備できます)」

と、具体的な金額を提示し、進言することも社長に提案します。

この提案は、トラブルの早期解決を目指すために有効です。

というのも、社員トラブルの当事者になっている方も「長引くのは得策ではない」と考えている方も少なくないからです。

もちろん、強引な解決にもっていくのはよくありませんが、相手方へ配慮をしたうえでの、金銭解決の提案は、一つの解決手段として、プロならば常に考えておくべきです。

 合意書の取り交わし
話しがまとまったら、合意書を取り交わします。

一般的には「債権債務不存在」の確認を行います。

他には、

甲は乙に支払い義務がある
・いついつまでに支払
・今回の件について口外しない

といった条項を含めることが多いです。
これらの条項は、今後のトラブルを未然に防ぐために必須です。

【まとめ】
社員トラブルが発生した際には、冷静かつ丁重に事案を把握し、現実的な解決策を社長に提示することが求められます。

特に、金銭解決が必要な場合には、思いやりと敬意を持って、具体的な金額について率直に尋ねることが重要です。

それを率直に、そして真摯に尋ねられることも、プロの社労士として必要なスキルだと感じています。それは信頼がないと出来ないことですから。

誠実に、迅速かつ円満な解決を図ることが大事です。

 それでは、また ^^ /


【今日の「超」要約】「私は忙しいから、要点だけ読みたいっ」と、
お急ぎの方&せっかちな方^^; は、こちらをどうぞ^^

社員トラブルが発生した場合、最終的には金銭解決に落ち着くことが多い。そのため、社長に準備できる金額を最初に尋ね、トラブルの全貌を把握し、損害や解決期間の見通しを冷静に伝える。そして、具体的な金額を提示し、トラブルの早期解決を提案する。合意書を取り交わして、誠実かつ迅速に解決を図ることが重要。


今日の内容に関連して、音声配信もしています^^; 
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事を払しょくし、お堅い文章になりがちな「労務トラブル」「法的な話」を分かりやすく伝え、親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。

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