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【「なぜあの人ばかり有休を好き勝手使うの?」不公平な有給休暇使用が揉める】
相変わらずの一句・・・^^
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【なぜあの人ばかり有休を好き勝手使うの?不公平な有給休暇使用が揉める】
なんとなく、なし崩し的に、そうなっているというか、暗黙の了解的なルールが、どこの会社にも存在します。
それ自体に善し悪しはありません。
ただ、中には、「それってどうなのよ!」と思うようなものもあります。
たとえば、有休を使用できる人、使用できない人です。
まず、有休の使用に関しては、法律上すべての従業員に平等に与えられる権利です。
しかし、現実には「忙しい時期は控えるべき」や「上司に気を遣うべき」など、会社特有の暗黙のルールが存在することが多いです。
このルールが特定の人にだけ適用されない、もしくは曖昧な形で運用されることが、不公平感の原因となっています。
さらに、有休の取得に対する職場の文化も重要な要素です。
たとえば、特定の社員が頻繁に有休を取ることで「またか」という声が上がる一方で、その人が特別なスキルを持っていて職場で欠かせない存在である場合、他の社員が遠慮してしまうこともあります。
こうした偏りは、結果的に一部の人だけが有休を取得しやすい環境を生み出します。
そして、有休取得のタイミングに対する管理職の対応も大きな影響を及ぼします。
たとえば、上司がある特定の人にだけ許可を与えたり、他の人には理由を問いただすなどの行動を取る場合、不公平感が増幅されます。
管理職側が全員に公平な基準を持ち、透明性を確保する努力をすることが重要です。
また、有休の取得に対する同僚同士の感情や関係性も見逃せません。
「あの人はいつも自分勝手に有休を取っている」と感じる背景には、人間関係のまずさによる連絡調整不足があることが少なくありません。
適切なコミュニケーションと調整ができていれば、有休取得が業務に与える影響を最小限に抑えることができ、不公平感も軽減されるでしょう。
会社として有休取得のルールや指針を明確にし、それを全員に周知徹底することも必要です。
それでは、「有休消化が不公平だ」の声がでた時のポイントです。
1 ルールの明確化と透明性の確保
有休取得に関するルールを明確にし、全従業員に周知徹底することが第一歩です。
有休申請の手続きや、取得可能な条件を明文化することで、「特定の人だけ優遇されている」という状況を防ぐこともできますし、もし今、その状態なら、次回から改善することが可能です。
とにもかくにも、ルール化、明文化は必須です。
2 公平な運用の徹底
管理職や人事部は、有休取得における公平性を保つ努力が求められます。
特定の従業員だけが優遇されることがないよう、定期的に有休取得状況をチェックし、不均衡があれば調整を行う仕組みを整えることが大切です。
特に中小企業では、取得状況のチェックは、ほとんど行われておらず、感覚的な話が多いです。
3 情報不足、不透明に思われる点の確認
有休取得に関する不満の多くは、情報不足や不透明さから生じます。
事前に有休取得予定を共有することで、メンバー間の調整をスムーズに行えます。結局、調整がうまく行えず、誰かに業務が負担がかかることで、不満に繋がるケースがあります。
4 有休取得率の平準化
特定の人が多くの有休を取得し、他の人が遠慮する状況を防ぐために、年度ごとの有休取得率をモニタリングし、バランスを保つようにしましょう。
有休取得が偏っている場合は、取得率が低い従業員に積極的に取得を促すことも有効です。
5 有給取得の意識変化
「有休を取ることが悪いこと」という文化が根付いている職場では、その意識を変える取り組みが必要です。
経営陣が率先して有休を取得する、または定期的に「有休取得推進週間」を設けるなど、ポジティブなメッセージを発信することで、従業員全体が気兼ねなく休める環境を整える必要があります。
そうすることで、不公平感が減ることがあります。
【まとめ】
有休の使用に関する不公平感をなくすためには、法律に基づいた公平なルールの運用、職場文化の見直し、管理職の透明性、そして社員同士の適切なコミュニケーションが必要です。
どの社員も気兼ねなく有休を取得できる環境を作ることが、「不公平感」を軽減し、職場全体の働きやすさを向上させる第一歩となります。
それでは、また ^^ /
今日の内容に関連して、音声配信もしています^^;
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事を払しょくし、お堅い文章になりがちな「労務トラブル」「法的な話」を分かりやすく伝え、親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。
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こそっと書いている ^^; 姉妹ブログ
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