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球磨川の珪藻(Navicula属 その一)

 九州の清流といえば、川辺川,球磨川が有名です。 先日、その球磨川に珪藻の採取に行ってきましたが、こちらにはNavicula属が複数出現しました。
 この分類群を光学顕微鏡で同定するには、蓋殻の外形、蓋殻中心域の空白域の大きさと形状、条線の放射と収束、その密度、胞紋の密度、縦溝の形状などをみていく訳です、が、この分類群の同定もなかなか難しい。
なお、ここに挙げた種類でNavicula nipponicaは比較的大きく、N.cryptotenellaやN. supriniiは小さめですが、後二種と同程度の大きさのN. nipponicaや比較的大きなN. cryptotenellaも出現するので、種としての大きさは互いに重複しています。
 こうして見比べても、他の生物群なら、変種程度の差のような気もします(苦笑)

球磨川の珪藻_Navicula属 蓋殻が舟形で条線は中心付近が放射、殻端は水平な種類

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