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九州地方のプランクトンに興味があります。

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最近の記事

球磨川の珪藻(Navicula属 その二)

 九州の清流川辺川,球磨川のNavicula属として、前回はNavicula nipponicaやそれに類似した種類を紹介しました。  今回は、Navicula viridula(今回は出ませんでした)によく似た種類を紹介します。  この仲間は、通常の10μmあたりの条線数に加え、殻端の出っ張りが、頭状に突き出るかどうか、中心の空白域の大きさと形状、中心域結節部分の構造、条線の胞紋の大きさや間隔などが見分けるポイントになるかと思います。これらの種類は、日本の他の河川でもみられ

    • 球磨川の珪藻(Navicula属 その一)

       九州の清流といえば、川辺川,球磨川が有名です。 先日、その球磨川に珪藻の採取に行ってきましたが、こちらにはNavicula属が複数出現しました。  この分類群を光学顕微鏡で同定するには、蓋殻の外形、蓋殻中心域の空白域の大きさと形状、条線の放射と収束、その密度、胞紋の密度、縦溝の形状などをみていく訳です、が、この分類群の同定もなかなか難しい。 なお、ここに挙げた種類でNavicula nipponicaは比較的大きく、N.cryptotenellaやN. supriniiは小

      • 番匠川の珪藻

        川底には色々な藻類がおり、珪藻もその一つ。そして、珪藻の種類は川によって異なり、川の中でも流れの速い場所、淀んだ場所、それぞれの特性によって種類がことなります。 今回は、番匠川の中でも中流域の「わんど」と呼ばれる少し淀んだ場所の珪藻を11月に採取してきたので、紹介します。 (「わんど」とは、川の本川とつながっている水がよどむところ(死水域)です。https://www.nilim.go.jp/lab/rcg/newhp/yougo/words/103/html/103_ma