九州の清流川辺川,球磨川のNavicula属として、前回はNavicula nipponicaやそれに類似した種類を紹介しました。 今回は、Navicula viridula(今回は出ませんでした)に…
九州の清流といえば、川辺川,球磨川が有名です。 先日、その球磨川に珪藻の採取に行ってきましたが、こちらにはNavicula属が複数出現しました。 この分類群を光学顕微…
川底には色々な藻類がおり、珪藻もその一つ。そして、珪藻の種類は川によって異なり、川の中でも流れの速い場所、淀んだ場所、それぞれの特性によって種類がことなります。…
fukudome
2023年12月17日 19:35
九州の清流川辺川,球磨川のNavicula属として、前回はNavicula nipponicaやそれに類似した種類を紹介しました。 今回は、Navicula viridula(今回は出ませんでした)によく似た種類を紹介します。 この仲間は、通常の10μmあたりの条線数に加え、殻端の出っ張りが、頭状に突き出るかどうか、中心の空白域の大きさと形状、中心域結節部分の構造、条線の胞紋の大きさや間隔な
2023年12月6日 06:43
九州の清流といえば、川辺川,球磨川が有名です。 先日、その球磨川に珪藻の採取に行ってきましたが、こちらにはNavicula属が複数出現しました。 この分類群を光学顕微鏡で同定するには、蓋殻の外形、蓋殻中心域の空白域の大きさと形状、条線の放射と収束、その密度、胞紋の密度、縦溝の形状などをみていく訳です、が、この分類群の同定もなかなか難しい。なお、ここに挙げた種類でNavicula nippon
2023年11月27日 21:24
川底には色々な藻類がおり、珪藻もその一つ。そして、珪藻の種類は川によって異なり、川の中でも流れの速い場所、淀んだ場所、それぞれの特性によって種類がことなります。今回は、番匠川の中でも中流域の「わんど」と呼ばれる少し淀んだ場所の珪藻を11月に採取してきたので、紹介します。(「わんど」とは、川の本川とつながっている水がよどむところ(死水域)です。https://www.nilim.go.jp/l