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感情はコントロールしちゃいけない

今日は「感情をコントロールする」という話をしていきたいと思います。 まあ、結論からいうと「感情はコントロールしちゃいけない」の方が正しい言い方になるんですけどね。 感情、気持ちってこうコントロールしようと思ってどうにかしようと思えば思うほど、その感情に捕らわれてしまったり、振り回されてしまったりします。湧いてくる感情をなかったことにしたり、小さくしようとすることに意識を向けるのではなくて、そういう気持ちが湧いてきていること自体にまず気がついて、その感情が湧き起こってもいいようなスペースを作ってあげる。そんなイメージを持つっていうことが大事だなあと思ったことです。


昨日の出来事

小学校一年生の次男が長女と喧嘩をしながら学校から帰ってきました。喧嘩をしていて、玄関に入った時点で、次男が怒り狂って、泣き出しているわけです。ギャーギャーと大きな声を出している次男に僕の中ですごく怒りが湧いてきて。
これまでだったら「まず静かにしろ」とか行っちゃったり、怒りで返しちゃったりするわけです。
だいぶ力で押さえつけたり、何かコントロールするっていう方法を僕は取らなくなってきていても、やっぱり腹が立つわけです。
で、その時に、「どうしたのかなっ」っていう気持ちもありながら、「怒りが今湧いてきているなあ」とか「自分の中に怒りの気持ちがあるなぁ」とか「もっと静かにしろよ」とか、「家に着いたらにこやかにしてほしいなぁ」とか、「なんだこの不機嫌さは」とか。いろいろな考えが浮かんでくるわけです。

自分の中に起きている感情に気づく

そうやって自分の中に起きている感情に気づくことができているっていうのが、ここ最近うまくいっている最初の一歩だよなと思います。 自分の心に気が付いている自分がいる、そういう視点を持つことで、ちょっとだけ距離が生まれるんです。 「そういう気持ちを持っている自分がいるな」とか、「そういう考えを持って考えている自分がいるなあっ」ていう風に自分を捉える。もちろん簡単に感情が消えてくれるわけじゃないんだけど、一旦距離をとることで、感情に巻き込まれて、いつものパターンで大声を出すとか、そういう行動をとらずに一瞬立ち止まれるんですよね。

自分の本当の気持ちのための行動

その時点から、じゃあ自分はどう振舞いたいんだって考えるわけです。 本来僕がその怒っている理由って? 家で、平和で和やかに過ごしたいって思ってるからです。 そうやって過ごすにはどういう行動をとるのか?本当に大事なものを大事にする行動って何?
って考えると、泣いている次男を抱きしめてどうした?大丈夫?って声をかけることなんですよ。 昨日はそうやって、まずハグをして「どうした?大丈夫?どんな気持ち?何があったの?落ち着いて話せるようになったらおしえてっ」としばらく待ったわけです。 そうすると、もう僕の中での怒りなんていうのは段々消えていって。
少しずつ次男も泣きやんで、何があったか教えてくれるわけですね。何があったのかっていう事実ねを聞きながら、彼にとって見えていた出来事を「そうかそうか」と聞いたり、「君はこんな気持になったんだね」ってそのまま伝えてあげたり。次男が気持ちを表現したり、外側に出すことでそれだけで大体は落ち着いてきますよね。大体は。なかなか喧嘩自体はなくならなそうだし、続いていくのかなと思いますが。

皆様に感謝

僕はstand FMで話をした内容をもう一度聞くのですが、話して、聞き直しすっていうのを繰り返していると、似たような状況になった時もまたうまくやれたり。最近そんないいサイクルが回ってきているなぁと思います。という感謝のご報告でもありました。
そして多くの方が聞いてくださって、読んでくださって、いいねをつけてくださったりして、本当に心強く励みになっております。
ということで、感情はコントロールするものじゃない、その感情があることに気が付いて、そのままそれを持っていられるだけのスペースを作ることを意識した方が良いというお話でした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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ファミリードクター福田幸寛
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