電気自動車の「テスラ」が中国に工場を作る理由は?(SDGs日記)
朝は、テレビ朝日の「グッド!モーニング」を見ています。池上彰さんの今日の「ニュース検定」では、こんな問題が出されました。
Q:電気自動車の「テスラ」は、車を大量に生産するために、工場をどこに作ったでしょう?
答えは、中国でした。
「な~んだ、そうだよね。人件費が安いしね」と思ったら、大間違い!
中国は、電気自動車の市場として、世界ナンバーワンなんだそうです。
調べてみると、たくさんの資料が見つかりました。
PR TIMES
電気自動車市場 ホワイトペーパー 2020年
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000055373.html
中国で売れるから、中国に工場を作る
とてもわかりやすい理論です。完成した電気自動車が中国国内で売れれば、輸送費も少なくて済み、関税もかからないとのこと。原材料の調達、人件費のメリットもありますし、中国としても雇用が生まれるというWin&Winの関係になります。
レポートを読むと、中国は、世界のどの国よりも早く、電気自動車に注目して、国が介入してインフラを整備したり、電気自動車関連のベンチャー企業にも多額の投資をしたりして、「電気自動車の時代」を先読みしていたことがわかります。
「電気自動車が売れる国、電気自動車が走る国、中国」だったんですね。
中国に工場を作る理由は、「〇〇があるから」です
「中国に工場を作る理由」は、かつては「人件費が安いから」「原材料が安いから」だったかもしれません。
いまは違います。
「中国に工場を作る理由」は、中国が経済大国になり、人口も多く(14億人)、買ってくれる人がたくさんいるから。「中国に市場がるから」なのですね。
池上彰さんのニュース検定。勉強になります(^^)