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先生という仕事はそれでも楽しいですよ!

「かおるこ@先生を応援したい」の素晴らしい企画

フォローしている「かおるこ@先生を応援したい」さんが数日前に、学校の先生を応援するために企画を立ち上げてくれました。すばらしい活動ですね。もう一つの記事で貢献させてもらいます!

すごく共感した活動だったので、2日前に自分が小学校時代の思い出を記事にしました。時間の経過と共に細かい記憶は薄れていきますが、今でも残っているのは、完全に心に焼き付いていることなのだと再認識しました。

私が教員だったときの話

今回は私が教員だったときのお話です。

私が先生という職業についていたのは大学なので、小中学校とは若干違うとは思います。ただ、若い人たちを教育していくという観点では同じです。

どうやったら学生たちが成長していって、社会に出てから自分の力でいきていけるのかという点を常に考え続けていました。そういった感覚を持っている人が先生にならないと、お互いに不幸ですよね。

でも、周りを見ているとやっぱり教育が好きな人が多いです。まあ、それなりに大変なことも多いので、好きでないと続かないですね。

大学の先生には「研究」というミッションもありましたが、私は「教育」を重視していました。やっぱり、人と接して成長を促すことが好きなのです。

もちろん困った大学生もいました

誤解してほしくないのは真面目に日常生活を送る学生が大部分です。感覚的には8割くらいです。ただ、それでは記事のネタにならないので、あえて少数派の問題児のことを書いてます。

大学生になると、小学生のときにできていた朝起きて授業に行くということができなくなる人がいるんですよね。たまに親御さんから直接電話がかかってきて、「うちの子はちゃんと学校にいっているのですか?」と聞かれたりします。

そういったことは、「親がやってほしいな~」と思ったりしますし、「なぜ自分の子供のことなのに、自分で言わないのか」とは口が裂けても言いません。

ただ、そういわれるとやっぱり気にしてしまうんですよね。授業のときにこっそり学生の様子を見たり、ひどいときには直接話を聞いたりしてしまうのです。

あと、午後の講義に「すいません。遅れました!」って入ってくる学生がいるんですよね。それならまだ良くて、「あと、何回授業休んでも単位もらえますか?」と。

もう、大人になるのに何を言っているんだっという感じですよね。

でも、そういった学生たちもちゃんとフォローしてしまうんですよね。優等生よりも問題児の方が記憶に残ってしまうのが現実なのです。でも、どんな学生でも最後に卒業式で晴れ晴れした顔で話をするのが、一番うれしいですね。

あと、大学生なので卒業後に学校に寄ってくれたり、メールやSNSで連絡をくれたりしてくれます。そういった点は小中学校よりも多いので、良い部分だと思います。

受け持ちの授業は少ないのですが・・・

大学の先生は授業が少ないです。
それは間違いない事実です。
小中学校と比べると圧倒的に少ないです。私の場合は多くても週に8コマ位でした。ただ、授業がない時間は研究室で学生の指導をしたりしているので、そんなに暇はないんですよね。

やっていることは違いますが、結局は常に学生のことを考え続けてしまいます。他の先生たちもそういった人が多かったですね。「興味がない」と言いながらしっかりと学生の細かいところまで知っていたりしています。

そんなに知っているのは、気にしているってことでしょ!といいたいところです。みんな学生さんたちのことが気になって仕方がないのが、先生という職業なのです。

また、先生という職業に誇りを持っている人も多いですね。どちらかというと上から指導するという感じよりも、家政婦のように色々と把握しながらうまく助けてあげる職業なのだと思います。

先生で良かったこと

ちょっと前に先生という職業はやめましたが、私はやっぱり先生で良かったと思います。

毎日長い労働時間でしたが、なんだかんだで学生たちと一緒に過ごしていた時間は充実していました。何か相談されたら、好きなだけ話をしましたし、人生の先輩として色々とアドバイスもしてきたと思っています。

また、数年同じ学生を見続けると、結構成長しているのが分かるんです。理系だったので、研究室で3年位見続けているケースが多いです。そうすると、最初、研究室に来たときは「大丈夫かな~」と思っていても、後輩ができたり、学外の学生たちとの交流を続ける中ですごく成長するんですよね。

そういった環境を作ってあげられることは先生でないとできないですし、毎日見続けて成長を見守るのも先生の特権です。そこに生きがいを感じられる人には是非お勧めの職業です。

教育は一朝一夕では成果は出ませんし、営業マンのように「売り上げいくら」で評価できません。なかなか仕事の成果として定量化できないのですが、たまに立ち止まって教育の成果をしみじみ感じることができます。

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今回の記事はここまでです。新規事業創出に向けた連載記事を頼まれたので、明日から全10回位でまとめていきます。大分異なる分野の記事ですが、こちらも読んでください!

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