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選んで本当によかった。不完全な自分を愛せるライターの仕事

わたしの職業はライターです。

現在はおもに、勤務先の会社が運営するWebコンテンツの執筆やリライトを担当しています。

ライターは、

なるのは簡単

名乗るのも簡単

です。


ただし、続けることは簡単ではないですね…。

苦労したことや、今も悩んでいることを挙げるならば、、

  • 集中力が切れたらオワリ

  • 駆け出し期の報酬は残酷

  • リサーチはたまに根性がいる

  • 誰に何をなぜ、どう伝えるかを考えすぎて意識とびそう

  • 著作権や薬機法(※1) にビビる

  • ポリコレ(※2) や炎上対策、誰かを傷つけないか…悩む

  • 頭使いすぎてお腹が空く

※1 薬機法=健康や美容に関する法律
※2 ポリコレ=一定層を差別する表現への配慮

考えることがいろいろあって、頭が爆発しそうになることは日常茶飯事です(笑)。


それでも、それを上回るほどライターをしていてよかったと感じています。


(個人的に)ライターをしていて特によかったことは、

世界の解像度があがる

完璧主義が緩む

のふたつ。


ライターと言ってもいろいろな仕事があります。

SEO記事(検索上位を狙う記事)やインタビュー記事、イベントレポート、書籍や映画のレビュー、ブックライティングなどなど…。扱うジャンルもさまざまです。

この仕事をしていなかったら知らなかった世界が、本当にたくさんあります。


世界の見え方が変わり比較対象が増えることで、もともと好きな分野はさらに好きになりました。ライターはオタクが輝ける仕事のひとつだと思っています(笑)。


またライターの仕事をしてから何年か経ったとき、ふと完璧主義が緩みました。


文章を書くのはライターですが、記事はひとりで完成できないからです。


文章をより伝わりやすくする編集者、視覚的な彩りを加えるデザイナーやイラストレーター、記事を公開するリリース担当など。ライターの周りには、いろいろなプロが関わっています。


伝えたいことがきちんと伝わること。それが文章や記事のひとつのゴールです。


規模が大きくなるほど、ひとりでは到底そのゴールにたどり着けないな、と実感するんですよね。

ひとりで完璧にこなすことなんて無理だと気づいてから、公私ともに人を信じて頼れるようになりました。

かつては警戒心が強く人間不信だった自分にとって、それは大きな変化でした。


実は去年までの数年間は、あまりの自分の不出来さに、毎月のように「続けていていいんだろうか…」と思っていました。

自分に文才があると思ったことは一度もありません。でも自分の不完全さを自覚しているからこそ、人を頼れるのかもしれません。


不完全な自分でもいい。

お互いの特技やセンスを分け合えたなら、きっとできないことはない。

そう思えるライターの仕事を選んで本当によかったし、辞めなくてよかった。


これからも壁はたくさんあると思うけれど、大好きな人たちと、大切なこの仕事を続けられるよう、今できることをコツコツやっていきます。

P.S.お世話になってる皆さん、いつもありがとうございます🙇



#自分で選んでよかったこと

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