年々増えつつある初期研修終えて即美容外科へ就職するパターン。 この流れを選択するのは ・早く稼ぎたい、経済的自由を手に入れたい ・QOML という動機以外は正直あまり想像ができません。 真剣に美容外科に興味があればどのようなスキルが必要か調べて保険診療で最低限の準備期間は作るでしょう。 医師という職業をよりビジネスライクに考えて自分の利を求めていくというスタイル。個人的には大変結構だと思います。へたに医局に属して古い伝統で違法労働を良心を頼りに漫然と続けさせられるのが所謂
形成外科専門医の悲哀という話だけになってしまったので、前編後編に分けることにしました。 前編では大手もいいけど求められてることと自分が提供出来ると思っている事のギャップが大きいと技術があっても苦労するケースがあるという話でした。 後編は有料にさせていただき、美容外科に入職してからつまずきがちな部分、必要な要素について言及します。
初期研修が終わって3年目から美容に行く人が増えています。俗に研修医上がりが揶揄されることもありますが、形成外科専門医も以前にも増して美容へ転向する人が増えているようですね。 たびたび耳にするのがベテラン形成外科医の悲哀です。 知識も技術も経験もあるのに研修医上がりと同じかそれ以下の扱いでトホホな話。 この気持ちは良く分かりますが、会社組織として考えた時、1例として、会社にとって有用なのは1時間で10件埋没できる研修医上がりか、1時間で5件埋没する形成専門医かどちらでしょう
Twitterが偏った世界なのかもしれませんが、以前にも増して自費(美容)領域を目指す若いドクターが増えているように感じます。 美容医療の魅力はいろいろあります。 私個人が思うところは、 ①手術が楽しい。 ②自分の行為(手術や処置)に対してダイレクトに反応が返ってくる。 ③実力次第で収入が増える。 ④オンオフがはっきりしている。 ただ逆もあり得ます。 ②結果が良ければ感謝されますが、思い通りの結果に至らない場合はお叱りを受けます。③はインセンティブ制を取り入れているとこ
脂肪注入術 -合併症の種類とその治療, 予防 Abstract 脂肪注入はかつて術後の脂肪壊死による合併症が多く一度下火になった歴史があるが, 現在ではある程度正しい注入方法が確立されつつあり, 生着のメカニズムが解明されてきて組織欠損に対する有効な選択肢の一つとなっている. 本稿は主な合併症を提示し,それぞれに対して行っている対応・治療を紹介するとともに, 脂肪壊死の割合を減らし合併症のリスクを減らす脂肪注入の方法を紹介する.
脂肪注入も随分一般的になってきて、アンチエイジングや豊胸、ヒップアップで選択肢の一つとして検討される方も多くなってきました。一方でネット上にはヤラセかリアルかも分からない口コミが溢れていて、どうしても耳障りの良い情報に流されがちです。今回は、そのような有象無象の情報から何が正しく何が誤った情報か判断して考えられるように、最低限知っておいてほしい知識を共有したいと思います。 脂肪の定着?? そもそも、脂肪の定着とは何ぞや?自分の脂肪だから安全安心とイメージしがちなんですが、