【阪神淡路大震災から26年】
今日1月17日で阪神淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震から26年。6000人超の犠牲者を出した大震災。改めて犠牲者のご冥福をお祈りします。生まれ故郷の西宮市が被災したこの大地震から僕は災害対策、危機管理の研究を始めました。「関西に大地震はない」が蔓延し防災意識の欠如した当時の関西、初動で何もできなかった首相官邸、人災だという怒りから始まりました。
故郷が被災して壊れた大震災の被災地調査に東京大学の廣井脩先生、橋元良明先生、NHK伊藤和明解説委員と4人で現地入りしました。ハーバーランドに上陸し明石から尼崎まで歩き調査しました。あのとき僕はまだ大学院生の25歳、それまでの研究を捨てて災害対策、危機管理の研究を始める決意をしました。あれから26年、人々の努力で兵庫の被災地は力強く復興しました。しかしまだその戦いは続いています。この阪神淡路大震災を風化させてはいけません。そしてまた次に備えねばなりません。これからもご指導よろしくお願いします。
写真は焼けてしまった長田の街、思い出の六甲道駅。