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【TBSドラマ『日本沈没』監修協力】

 TBSドラマ日曜劇場『日本沈没』、今日最終回です。事情により僕の名前を出さないで下さいとお願いしていましたが、途中からスタッフロールに出てしまいましたので、本日最終回のご案内します。全話を通じて政府危機管理監修という立場で、政府の地震対策、避難対策、法的手続き、外交交渉、移民政策などをスタッフと検討してドラマに反映させました。奇想天外な設定と限られた登場人物、少ない話数でなんとかドラマとして意義のあるメッセージは構成できたのではないかと思っています。  地震学者・香川照之さんのロケ現場で拙著『大震災とメディア』も謹呈して記念撮影もしました。1500万人の首都圏住民を鉄道・バス・飛行機のピストン輸送で2ヶ月で域外輸送できるか計算し、強制避難・移住させるための特措法の形、第二首都をどこにするか、CH-47チヌーク、C-1輸送機には市民何人乗れるか、各省庁の業務内応、中国政府アメリカ政府との外交交渉のプロセス、検討事項は多岐に渡りました。  当然、若手官僚の政策決定はシビリアン・コントロールに反すること、気象庁が環境省に組み込まれて消滅していること、いろいろ元の脚本には無理がありましたが、そこは未来のSFということでご容赦いただけましたら幸いです。  昨年から今年3月にかけて、毎日、校務の終わった深夜にzoomでスタッフと議論、打ち合わせして出気上がった作品、愛着がわきました。いよいよ本日最終回です。ありがとうございました。 ![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67588796/picture_pc_d40bff8bcb6f5a80ef23a2f3fc0c2006.png)

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