ウイルスのきもち
今、フリンジという海外ドラマをすべて見終わったのだが、(面白かった。)
その中に未知の新種のウイルスに感染した死者が出て、ビルを封鎖しFBIのフリンジチームと疾病管理予防センター(CDC)が一緒に事件を解決するという回がある。(シーズン2エピソード12「感染」)
その中で、
薬もなく治療法もわからない未知のウイルスに感染した一人の患者からの二次感染のシミュレーターの結果により、小を捨てて大に就く判断をして、ビルを密閉(陽性者を閉じ込め軍により制圧)するという話になる。
そんな中で、感染者が知らず知らずにウイルスの種の生存意思に操られて、外へと出て、新しく感染させようと行動させられるという内容があった。
そこの中でビショップ博士が面白いことを言っていた。
「このウイルスは自らを広めるために別の有機体に伝染する必要がある。そこで(感染者)は1人でビルに入り、人がたくさんいるオフィスについてからウイルスを撒き散らした。
…だが、別の有機体にうまく伝染したウイルスは今度はビルの中に閉じ込められていることを感知した訳だ、それで外に出て伝染を続けようと、(ひとりは外に出ようとして入り口まで行って血を吐き、もうひとりは窓から飛び降りてから血を吐いた)んだよ。」
※血液による接触感染のウイルス。
「確かにウイルスは人間ではない。だがウイルスにも意思があるんだよ。恐水病のウイルスは…水中で生きられない。だから宿主に水への強い恐怖心を抱かせる。
…信じがたいことだが、ウイルスを知れば知るほどその神秘性には驚かされる。我々の定義する生と死の概念とは無縁で、ウイルスは生存と複製のためだけに機能し…その手段として我々を利用する。事実、食物連鎖の頂点にいるのは人間ではなく、ウイルスなんだからね」
フィクションではあるけれど、この考えは面白い。
では、COVID-19の意思は何だろうなと考えていたのだけど…
種の拡散という第一段階を終えた今、
ワクチンが作られる事を察知して、世界間や人種間の交流を断絶をさせて、汎用性の高いウイルスとしてではなく、ごく限られた個々の集団単位で変異型を作り、種の進化と風土病的な生き残り方を模索しているのではないかな…
そういう風に人間を中から操っていたのかな…
と、妄想していた。
それってちょっと宗教に似ているなと思ったりして……
ちなみにフリンジはシーズン5で完結です。
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