塾選び虎の巻
はじめに
自己紹介から致します。
私は個別指導塾で7年、難関受験専門の対面家庭教師で5年、オンライン家庭教師で3年勤めてきました。
合格実績や生徒の在籍数アップなどで、勤務したすべての塾で会社から表彰をいただいてきました。
・定期テストで数学0点だった中3、4か月後に60点台
・大手中学受験塾に通う小学5年生、塾内模試の国語の偏差値が2か月後に20台から50台
・夏まで野球部に青春していた高3、7か月後に国公立医学部医学科に現役合格 など。
学校の先生から「お前はこの志望校には絶対受からない!やめとけ!」と全力で引き留められて涙していた子たちを何人も合格までサポートしてきました。
これは理由があります。
それは「子どもの学習自走化」です。勉強に自信を持つようになり、どのように勉強すれば成績を上げられるかが分かると、子どもは勉強しはじめます。
ですが、勉強に自信のない子が突然、自走することはありません。そこで、塾の登場です。
塾は本来、子どもの成績を上げて志望校合格に導く役割を担っています。ですが、ご存じの方も多いかもしれませんが、塾・予備校に行っても2割の生徒しか成績が上がらないというのが定説です。
残念ながら、いくら勉強をしても「根拠のある勉強」をしないと成績は伸びづらく、志望校合格への近道は通れません。
みなさんもご自身やお子様が勉強されるなかで、下記のようなお悩みを感じたことはありませんか?
「塾や予備校から提案された講習をすべて受けているのに成績が伸びない」
「今の塾が合っていないような気がする」
「はじめての塾選びをどうすれば良いか分からない」
塾選びって実は「基準」が良く分からないため、むずかしいです。塾業界の人間でも良く分かっていない人が大半です。
世の中には検索サイトや口コミもあり、参考にされている方もいらっしゃいます。「教育業界の中」からみると、あまり当てにならないです。
口コミは「ウチの子には合っていた(お宅の子はどうか分からない)」という経験談ですし、検索サイトは広告費をたくさん払った塾を上位にランキングします。
私はこれまで3000組以上のご家庭と学習相談でかかわってきました。
さまざまなご家庭と接するなかで、通ってみて初めて分かった「保護者にとっての良い塾」「子どもにとっての良い塾」をたくさん聞いてきました。
現在は独立して個別指導塾の経営をしております。
会社という組織から独立したことで、変なしがらみにとらわれずにご家庭の学習サポートをできるようになりました。
普段は学習情報を提供するサイト(学びサジェスト)で塾選びや勉強法を紹介しているのですが、不特定多数の方の目に入るため、どうしても差しさわりのない内容に終始せざるを得ません。
そこで今回、塾の選び方をマニュアル化しました。
マニュアル化するにあたってこだわったのは「点数化」です。 塾選びは「フィーリング」も大切ですが、同時に「冷静な比較」も必要です。
いくつかある塾のなかでどの塾なら安心してお子様が通えそうか、結果に期待できそうかを点数で比較できるようにしました。
なお、今回のマニュアルでは「中学生向けの塾選び」にしぼった内容にしています。
これからはじめて塾探しをする方も、すでに塾に通われていて転塾を検討中の方も、このマニュアルを活用されれば納得して子どもを通わせられる塾を見つけられるはずです。
塾の種類別メリットとデメリット
塾といっても、たくさんあります。6種類に分けてメリットとデメリットをお伝えします。
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