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tachiki_kitaoka
【映像クリティカルリスニング】 #33 ~WEBCM【ふつうの日々】 電気事業連合会~
今回はこちら。
今田美桜さん出演の本作。
監督が知り合いではありますが、忖度などは全くせず、書いてます。
昨日のクリティカルリスニングとも少し題材が被るんですが、セリフとナレーションの位置関係が凄くいいCMだと思いました。
昨日のマウントレーニアよりテンポ感も早く、ナレーションの物量も多いこちらですが、テンポの早いナレーションの隙間隙間で、セリフがONとして出れる間があることによって、ナレーションがセリフを受ける、セリフがナレーションを受ける、という関係がしっかり成り立ってますし、ミックスにもそれが表れてます。
また男性のナレーションに切り替わってからも、本やパソコンを閉じる音でさえ、ナレーションの僅かな隙間に位置して、ナレーションの中でも、ドラマ感を減衰させることなく聴かせられている、と思います。
改めて、間というのは凄く大切なものだと感じます。
ナレーションを収録しながら、想定する位置に配置しプレイバック、というのはよくある作業ですが、やられてる方はわかると思いますが、この位置によってナレーションの体感的なスピード、感情、なんなら上手さまで変わって聞こえます。
そのくらい間が司るものは大きく、その間によって、出せる音、出せない音も分かれ、ミックスも変わってくるものだと僕自身思います。
音楽でも、無音が大事とかあるじゃないですか、多分そういうことです。
本日もご拝読有難う御座いました。
【公式】
https://www.fepc.or.jp/about_us/pr/oshirase/__icsFiles/afieldfile/2023/09/29/press_20230929-4.pdf
ではまた。