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ニキータ(1990)
2021年 69本目の映画『ニキータ』(NIKITA)
監督:リュック・ベッソン / 公開:1990年 / 製作:フランス 🇫🇷
脚本:リュック・ベッソン / 出演:アンヌ・パリロー
ニキータは泣き虫の殺し屋。
薬漬けの不良少女として生きていたある日、つるんでいた仲間たちが警察と銃撃戦を起こす。ニキータは慈悲もなく丸腰の警察官を射殺、その場で現行犯逮捕されるも、素質が買われ 政府の秘密工作員になるための訓練を止むなく受け始める。
身体的訓練だけでなく、ニキータは女性としての生き方も学ぶ。
“ルージュを引くのよ、本能のままに。
この世には無限のものがふたつある。女の美しさと、それを利用すること”
このシーン大好き
数年後、一人前になって外の世界での生活を始めるニキータ。恋人もでき、楽しい日々を送るが、組織からの暗殺指令はいつも唐突にやってくる。
独り立ちしたとはいえ、ニキータはまだ場数もあまり踏んでいない。
想定外のことが起こるとすぐ動揺するし、その場でオロオロしちゃう。
あとすごく泣き虫。ほんとうによく泣く。マフィアとの銃撃戦で、弾切れ、逃げ場なしの結構な窮地に陥ったときも、撃たれないように隠れながら、ちょっと震えながらぐしゃぐしゃに泣いちゃったりしてる。
↑これから2人殺そうとしてるところ。たぶんすでにちょっと半泣き。
この黒い手袋を脱ぐ仕草の美しいこと!
腕が良くて、度胸もあって、でもすぐ泣く。
奔放で繊細で、素直で 時に不器用。
懸命に生きようと自分を奮い立たせる姿がとても愛おしくて、そんな 泣き虫だけど強くあろうとするニキータは 好きにならずにいられない。
観賞日:2021. 10. 29 / U-NEXT / 117分