テニスでのケガ(半月板損傷)#1
スポーツでのケガ
テニスをはじめどんなスポーツでも、ケガはつきものです。
プロの選手レベルでも、ちょっとした運動でもケガすることがあります。
今回は、自分がテニスで負ったケガ(半月板損傷)とその回復経過をご紹介していきたいと思います。
ケガに至るまで
自己紹介 | はじめてのnoteのテニスの項目でも触れましたが、テニスを再開したきっかけが、健康診断でメタボ判定をくらったためでした。当然メタボになるくらいですので、まともな運動などしていません。
再開してすぐは、そもそも体力が無くてまともに動けず激しい運動には至りませんでしたが、段々体力がついてきて中途半端に動けるようになってきた時に思ってるのと、実際の体の動きに差があって無理な動きをしてしまったようです。
ゲーム形式の練習をしている際に、ロブで頭を抜かれて必死に追いつこうとして無理な体制で打ち返した際に右足の膝をひねって、転倒してしまいました。
最初は、膝にちょっとした違和感がある程度でしたが毎週の練習を重ねていく中で少しずつ痛みが大きくなっていきました。
自分で治療を試みる
痛みが大きくなっていくため、まずはテーピングでごまかしながらテニスを続けました。並行して「ボルタレン」や「バンテリン」など膝など間接に効くと書かれた塗り薬やらで何とか対処しようとしました。
1か月もすりゃ治るだろうと思っていましたが、1か月たっても改善せず、むしろ悪化している感じ。
こりゃもうダメだと思い、近くの整形外科を受診しました。
MRIを勧められる
整形外科にかかるとまずはレントゲン。骨等には異常はなし。
診察を受けましたが、はっきりと痛みの原因はわからずとりあえず、シップで様子見になりました。
診察の後に、理学療法士さんから膝付近のマッサージとセルフケアの方法を教えてもらいました。マッサージを受ける中、皿の左下のピンポイントを押されると激痛が走り、思わず「あ゛ーーーーーー!!!」と叫んでしまいました。
理学療法士さんからは、MRIを撮ったほうがいいかも知れないと言われましたが、この時は「そんな大事か?」と思い断ってしまいました。
やっぱりMRI撮ります
1回目の診察を受けたのがGWに入る前で、GW中は階段上るのも一苦労、外を出歩くのも痛くて大変な状態に。
こりゃもうダメだ(2回目)と思い、再度受診しMRIを撮ることに。
MRIを撮る機器は、大きな病院にしかないため近くの総合病院を紹介されました。
ちなみに、レントゲンはX線を使って骨の様子などを見ますが、筋肉や軟骨、神経などの軟部組織の様子を見るのは不向きです。対して、MRIは磁力を使ってそういった軟部組織を撮ることができるそうです。磁力なのでX線と違い被曝することはありませんが、ペースメーカーなどの機器を使ってる方は受けられないようです。
初MRI
2回目の診察の後日にMRIの予約を取り、総合病院でMRIを撮りました。
MRIの機器はCTの機器と似た感じで、筒状になっていて撮影する患部を筒の中に入れる形になります。閉所恐怖症の方は、大変かもしれません。
MRIの撮影は、患部がうまい具合に映るような角度に固定されて動かさないように言われます。ものの数秒で撮り終わるならいいんですが、撮影が終わるまでそこそこ時間がかかります。患部によっても違うようですが、自分の膝の場合は15分ほどかかりました。
あと、MRIは撮影に時間がかかるのもさることながら音がすごい。撮影中爆音で「グワァン、グワァン」と音がします。撮影前にヘッドフォンを付けて音楽が流れていましたが、MRIの音のほうが勝っているくらい。
そんなこんなで、爆音と動かしちゃならないというプレッシャーに耐えながら撮影を終えました。
ちなみにMRIの料金は病院にもよりますが、大体3割負担で6,000円~15,000円だそうです。自分の場合は7,000円くらいでした。
診断結果は半月板の損傷
MRIの撮影を終えると、即日で撮影された写真が出来上がってきました。
出来上がった写真を持って、再び診察。
写真を見ながら説明を受け、どうも半月板が損傷しているんじゃないかという話。
半月板って聞いたことはありましたが、実際どういう部位なのかよくわかっていませんでした。画像のオレンジ部分の半月の形をした部分なんそうです。半月板は膝関節のクッションの役割をしていて内側と外側の2か所にあります。自分の場合は、内側半月の前部分が損傷していました。
半月板や靭帯といった部位には血流がほとんどないため自然に治ることは無いそうです。
そのため治すには、手術した方が良いということでした。
手術は膝の2か所に穴をあけて内視鏡で行うとのことで、半月板の状態にもよるが、損傷した部分を縫合するか、切除するかのどちらかになるそうです。実際内視鏡で見てみないと縫合するか、切除するかはわからないとのこと。
痛みにも耐えかねていたので、手術する方向でお願いしました。
受診していた医院では当然手術はできませんので、MRIを受けた総合病院を紹介されました。幸い、そこの病院にはプロサッカー藤枝MYFCのチームドクターもされている膝の専門医の方がいるとのことで、紹介状を書いてもらい後日診察を受けることになりました。
手術へ
今回は、ケガの経緯と診察、手術に至るまでを書いてみました。
最初の原因となったと思われるテニス中の転倒から、3か月弱を経て手術することになりました。
次回は、手術前の診察を経て手術→退院までを書きたいと思います。
手術をすると決めるまでは時間がかかりましたが、決めてからはかなり早かったです。。。