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㊹女性活躍
おはようございます。fukuです。
私は社労士として、女性活躍や両立支援の分野で活動したいと思っているのですが、昨日女性活躍に関するある調査が出たという記事を読みました。
クラウド型人事労務システムのjinjerという会社が、企業の経営層や人事担当者553人を対象に行った「女性活躍推進の取り組みに関する実態調査」です。
その中で特に私が注目したのは、実際に女性が活躍していると感じる理由です。
「男性社員の育休に関する社内制度も充実している」が65.7%と最も多く、
次いで「男女ともに家庭との両立ができるような社内制度が充実している」が58.9%とありました。
女性に対する制度だけではなく、男性にとっても制度整備されていることが注目されているという結果です。
育児休業をするのは、主に女性だというイメージがあり、男性が育児休業を取りたくても取れないまたは取りにくいという現状もあると思います。
そこで、男性にも育休を取りやすい制度を整えていくことはとても大事なことで、企業の成長にも一役買えることだと思います。
例えば保育園の入所が決まらず、長期の育休になってしまい、職場復帰しても戻る場所がなくなってしまったり、復帰できても以前とは違う仕事に就かなければいけなかったりと、希望通りにいかない復帰になってしまうこともあるかと思います。
核家族化が進み、周りに子どものことを頼める環境が減ってきている現状や保育園の待機児童の現状などを見ると、女性と男性が交互に育休を取ることを選択することで、女性の早期復帰が叶って社内もうまく回っていくことも可能になります。
また男性も乳児の育児の大変さや喜びを知ることで、配偶者の思いをくみ取ることができ、他者が育休を取ることに理解できるようになると思います。
今後注力すべき課題として、「男性社員の意識改革」が最も多く選ばれているという結果もありました。
女性活躍が進んでいる背景には、2015年に女性活躍推進法が施行され、301人以上の企業に「女性活躍に関する行動計画の策定」が求められるようになり、主に大企業で取り組みが行われていったことがあります。
今は、101人以上の企業にも行動策定が求められるようになりましたが、中小企業にはなかなか難しい課題かもしれません。
この課題を乗り越えられるようにするのが、社労士の役目だと思うので、私も勉強しながら、中小企業の皆さまと共に考えてより良い企業の成長に貢献したいと思います。
今日も読んでいただき、ありがとうございます!