上司や部下に対して、「思い通りにいかないなぁ。」「もっとこうしてくれたらいいのに。」を解消する方法。
私ももう50代に突入。自身では、まだ30代のような感じ(大笑)で振る舞っているのですが、「白髪が増えましたね。」とか「もうおじさんとしか見れない」なんて言われると「そうなんだ。」と自覚してしまう。
逆に、大した発言ではない。どちらかといえば単なる自己主張で、その発言に対して突っ込まれたり、反対されたりするだろうと分かりながら発言したことが、「了解いたしました。」とあっさり受け入れられて意見ががっつり通ってしまうこともある。年の功とでもいうのだろうか。
そんな25年以上勤務のキャリアを踏み、ある程度の仕事内容には答えが出ているから受け入れられているものに対し、
例えば上司に否定を食らう。しかしそれは全部言い返すことが出来る内容。つまり、自分の威厳を保ちたいばかりに言ったのだろうが、内容が薄すぎるので「そんなこと言って何がしたいのでしょうか?」となる。
そして例えば部下に関しては、ある程度この辺りはミスするであろうことなど、予想出来ることを先に伝える。さらにこの仕事にはそれだけが目的ではなく、それに付随しているものもあらゆる情報も伝え、簡単な仕事内容では決してないのだという事も伝えているのにも関わらず、その予想通りのミスをする。そしてパニックになり、付随している大切なことも忘れて、とりあえず言われた仕事だけ出来たらいいというようなことをする。お相手様には、熱意や覚悟が全く伝わらない。
「もっとこうしてくれたらいいにのに」「思いどおりにはいかないなぁ」と感じてしまうのですが、解消法あります。
結論。自分が向上すればよい。
のです。
結局、「こうしてくれたら...」などと感じる時点で、お相手さまに変化を求めたり、責めてしまったりしてしまうので、どんどん効率が悪くなってしまいます。さらに悪く発展してしまえば主張の言い合いになり、最後は単なる子供のけんかみたいになってしまいます。時間の無駄。
もちろんいいように改善、解決するはずもないし。後腐れもガンガン残る(笑)。
だからそういう感情を出す前に、自分がそう感じないように自分の技術をあげればよいのです。
上司に対しては、私も人の子。上司も人の子。それぞれの環境の中でそれぞれ自身が形成されているのですから、それぞれの主張が許容範囲ならもう認めることです。失敗することがわっかていてもあえて目の前で失敗して「これは難しかったですね。」で正解をお互い確認してもう終わり。
自分が正しいなんて主張してもお給料はあがりません(笑)。
それより、上司の力というのは仕事をする上では絶対必要不可欠なものであり、上司に教わったことも数えきれないぐらいある。
そちらの方を絶対忘れずに接することの方が大切。
そしてこれは明らかに私の方が正解だし、それは曲げれないといったことに関しては、議論などせずに無視してやり続けます。そして圧倒的な結果を出す。
そしたら何も言ってこない。
逆にその仕事をする時になったら、どうすればいいのか聞いてきます。
部下に対しても、圧倒的に仕事量をこなし、教えるときは圧倒的な情報を教え、スキルを実演し、クレーム処理などやりたくない仕事もどんどんやっていく。実現したい事を達成するためのプランニングを逐一説明していく。
そうしていれば、勝手に自分もこの仕事を実現するために何かをしなければと動いてくれる。この次はこれをしはるから先に自分がやっておこうと、何も指示を出さなくても動き出してくれる。うまくなるために自分で考えて練習もする。
だからいちいち言わなくても勝手に仕事を覚えてくれる。じゃあやってみてといえば、練習したことを出したい欲求が勝ち、自分から率先してやってくる。うまくいけばすぐ自信をつけてくれる。悪いところを一気に説明しなくてよいのでその都度細かいミスをした時に指摘するだけなので、部下も頭に入りやすい。
つまり自分が向上心を持って、自分の実力をあげれば、周りも勝手に上がってくることが分かりました。
圧倒的に自分がするわけですから、パワハラにもなりませんし。
そうは言いつつも、私は若い頃はよく上司とぶつかっていましたし、部下に対してもひどく責めていたと思います。
その失敗から、今はそんなこともなく上手に回ってきていると感じます。
しかし、自分を向上させることは、大変です。
気を抜けない。人を納得させるほどの仕事量をこなさなければならない。
結構辛い、、 作業です。
しかし辛いを乗り越えると。。
棒が一本加わって。。
幸せ。
になるのですよね。
それは、理解できます。
その辛かったことを、高校時代の部活みたいに後輩にやらせたりすることがないようにしないといけないですね。
その辛さを分かってあげられる存在にならないといけないですね。
みんなが幸せと感じられるように。
そうすれば、「ありがとう!」
「助かりました!感謝しています」
「がんばろうな」
という言葉が、異様な重みとなって相手に響く言葉になると思います。