不幸体質、彼氏を探す。高校生編7
りさこ!
一緒に帰る?
メールにはそう書いてあった。
まさかそんなメールが来るとも思わず、
でも私の気持ちは決まっていた。
「帰る!!」
そーちゃん「じゃあ下駄箱でまっててー。」
そのまま下駄箱で用意をして待っていると。
くしゃっとした笑顔でそーちゃんがこっちに歩いてくるのが見えた。
めっちゃ緊張するし、
何話せばいいのかもわからなかったけど。
でも嬉しさが勝っていて勝手に笑顔になっていた。
そーちゃん「チャリできてるの?」
りさこ「うん、チャリで来てるよ」
そーちゃん「それならニケツしてかえろ!」
二人乗りで帰るなんてそんなキラキラした青春漫画みたいなこと。
叶えられたのはそーちゃんとのこの時が最初で最後だったのかもしれない。