NPO法人「希少難病ネットつながる」の理事長・香取久之が難病について紹介。
現在指定難病になっているものをここにすべてまとめようと思います。
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2021年4月の記事一覧
難病紹介 顕微鏡的多発血管炎(指定難病43)
顕微鏡的多発血管炎は、腎臓、肺、皮膚、神経などの臓器に分布する小型血管(顕微鏡で観察できる太さの細小動・静脈や毛細血管)の血管壁に炎症をおこし、出血したり血栓を形成したりするために、臓器・組織に血流障害や壊死がおこり臓器機能が損なわれる病気。とくに、腎臓の糸球体と呼ばれる毛細血管および肺の肺胞を取り囲む毛細血管の壊死をともなう炎症が特徴的。全国の年間発生数は約1,400人と推定されている。欧米に比
もっとみる難病紹介 結節性多発動脈炎(指定難病42)
動脈は血管の太さから、大型、中型、小型、毛細血管に分類される。結節性多発動脈炎は、この内の中型から小型の血管の動脈壁に炎症や壊死を生じる疾患。動脈は全身の諸臓器に分布しているので、腎臓、腸、脳、心臓、皮膚など多彩な臓器に症状を呈する。平成28年度にこの疾患で難病の申請をされている方は全国で3305名。発症する年齢は40~60歳に多く平均年齢は55歳。頻度は低いが小児期にも発症が見られる。男女比は3
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