存在が 膨らんだ球体にポツポツと穴を開け 開いたまどから覗いている わたしたちは無数に開いた窓 それぞれの物語をつむぎながら 覗いて 楽しんでいる 悲劇も喜劇も感動物語も のどかな情景も 存在の好奇心はこうして満たされて行く なぁーんだ 悲劇にとらわれることも なかったんだね 成功物語に囚われることもなかったんだね いつでも安心の存在に戻ることができる いやじつは離れたことはない 窓から見てるだけだからね そしてまた好奇心が湧いたら 小さな窓から 冒険
東の叡智を西に向かってアウトプットする 叡智は表現したがっている そして西で花開いたものを 叡智は愛でたがっているのだ 人は窓 東と西を橋渡しする窓 いわゆる筆が進むとは お任せしているのだということ。 文章を書くということはわたしにとって明け渡すことだと気づいた わたしではない誰かが書いているとき 筆はさらさらと進む 会話が弾むとは わたしにとって明け渡しているということ。 話しているのはわたしではない いやわたしではない誰かが話している時にこそ、会話はよどみな