眠れない夜のやり過ごし方

最近は何だか上手く眠れない日が続いている。
そんな日に当てもなくただ家の近くを散歩することが多くなった。
そして今日も散歩しながらこの文章を考えている。

とりあえず今日あった事をここに書き記そうと思います。

今日はお休みで、本当に久しぶりに美容室に行った。しばらく転々と色々な美容室に行っていたのだが、それも疲れてしまい気が付いたら4ヶ月も経ってしまっていた。
美容師になりたかったくせに、私は美容室に行くことが苦手だ。同じ美容室に行っていたとしても、久しぶりに会う美容師さんと一対一で話すというのは緊張してしまう。逆にあのまま美容師になっていたとして、果たして私に1日に何人もの久しぶりの人たちと会話ができただろうか。この現実をもっと早くあの頃の自分に伝えてあげたかった。

今日初めて行く美容室。行く前に美容師さんのインスタグラムを念入りにチェックする。その人の好きなものを探っているのだ。けれど今日も会話というものが全くできなかった。いくらでも投げる球はあったはずなのに、自分の方が相手のことを知っていたはずなのに何も言い出せない自分が、あのインスタグラムを念入りにチェックしていた時間を思い返すと余計に惨めに思えてきた。
まあ、そんなもんだよな。

少し雨も降っていて足も冷えてきたのでそろそろ帰ろうかと思います。
眠れない夜のやり過ごし方、というタイトルを付けたくせに何の解決法も出せず、すんません。

しかも余計に眠れなくなりそうな事を考えてしまった。

自分の家が見えてきた時、部屋の電気を消し忘れていたことに気がついた。
その光のあまりにも生活を送るには不十分すぎる明るさが、何かをしている人が住んでいるように思わせた。
何だか勇気が出てきた。