見出し画像

はじめまして、井上富紀子です。

人には時として、気づかぬうちにみずからの運命の扉を開けている瞬間がある。
あるときは、ふと書店で手にした1冊の本であったり、またある時はたまたま目に入ったネットの記事であったり、それは本当に、ある日突然思いもかけず目の前に開かれる。

画像5

だれの人生も平らではない、山あり谷ありさまざまなことが起きるものだと思う。
当時の私はその中でも一番深い谷にいて、そこは底なし沼のようにどんどん深みに入っていく人生最悪の状態だった。

そんな私がリッツ・カールトン大阪の会議室にいた。そのころ「ラグジュアリーホテル」「5つ星」という言葉さえ知らなかった私がなぜこの場にいたか。

夫の「代理」で全く興味のないセミナーに参加していたのだった。それは、おもてなしが素晴らしいリッツ・カールトンから学ぶという趣旨で、ホスピタリティ業界のカリスマたちが講師だった。

そのセミナーでリッツ・カールトン大阪クオリティ部長の桧垣真理子さん(2005年当時)の講義を聞くうちに一筋の光が射し私は人生が変わる気がした。

世界中のリッツ・カールトンでおもてなしを体験したいと思ったのだった。

お金の有り余っているマダムではない私が、どうやって世界のリッツ・カールトンに泊まったか。小さな会社を起業したものの将来に対する不安は大きかった、私は老後の備えの為にコツコツと貯金をしていた。

どん底から1歩踏み出すチャンスを得たのはいいが、ホテルに泊まることが目的の旅はドタバタだった。このクラスのホテルに泊まる人たちはファーストかビジネスクラスのフライトで現地ではリムジンに出迎えを頼むものだ。

私はといえば、飛行機はエコノミークラス、現地についてからの移動は公共交通機関を使っていた。宿泊費以外を節約した旅をしていたが、長年かけて貯めた老後のための預金はその旅に消えてしまった。しかし、全く後悔しない旅であった。

1つのホテルとの出会いが人生を変える
いや「ホテリエ達」との出会いと彼らの心からのもてなしを受けることで、私は癒され人生に生気を取り戻していったのだった。

画像5

私はホテルの関係者ではなくホテル好きの客(ホテラー)であり、
今では自分を「客の達人」と自負している。

マリオットボンボイは2019年に
3つのホテル系列(マリオット、スターウッド、ザ・リッツ・カールトン)のリワードが統合されてスタートした。私のリッツ・カールトン・リワードが自動的にこのプログラムに引き継がれた。

それによりマリオット系のJWマリオット・エディション・オートグラフコレクションなど、そしてスターウッド系のセントレジス・Wホテル・ラグジュアリーコレクション・ウエスティン・トリビュートをはじめ数多くのホテルに泊まってさらにたくさんのホテリエ達に出会うチャンスを得た。

画像4

様々なホテルでの心優しいホテリエ達との出会いや、旧知の人達との再会があり。ますますホテル好き・ホテリエ好きに拍車がかかっている。
人生を変えてくれたホテリエ達を、世に紹介したいとの思いでNOTEを書こうと思った。

そして、山あり谷ありの人生で私が体験した、ドタバタなおもしろ話も
「トキドキ私の事」で紹介していく。

画像5

●富紀子プロフィール

1985年
起業、テイクオフ株式会社 設立 代表取締役
2005年
セミナーでザ・リッツ・カールトンホテルと出会う
2006年
「ザ・リッツ・カールトンホテルLLC公認親善大使」の称号を授かる
2007年
ザ・リッツ・カールトン東京オープンの際、ファーストゲストとなる
2010年
ザ・リッツ・カールトンのコバルトメンバーとなる
2019年
マリオットボンボイのコバルトメンバーとなる

●主な著書

『リッツ・カールトン20の秘密』-1枚のカード(クレド)に込められた成功の法則(オータパブリケイションズ)

画像1


世界のリッツ・カールトンを巡り、想像をはるかに超えた数々の感動とサプライズ、そしてスタッフの真心のこもったサービスに触れた感動を語る本

『関心力』-「お客様目線」から学んだ成功法則 (ビジネス社)

画像8


著者が感動したさまざまなエピソードから、人に関心を持つことによってビジネスが、人生がどのように変化するか書いた本

●趣味

世界のホテルを旅する、トライアスロン、マラソン、マリンスポーツ

蟇檎エ蟄仙・逵・67-4

蟇檎エ蟄仙・逵・60-6

井上富紀子
https://www.inouefukiko.net/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?