学校づくりのはじまり
富貴小学校とイエナプラン
4月末に行われた第1回の学校運営協議会。
学校運営協議会とは、”学校と地域住民などが力を合わせて学校の運営に取り組むことができる仕組み”で、下記の3つの役割を持っています。
4月に行われる学校運営協議会のメインは、今年度の富貴小学校の教育方針がどのようなものであるか。
校長先生から説明があり、メインテーマは「学校や地域に誇りを持つ、心豊かな児童の育成」でした。
具体的な取組みの中に、「主体的に学ぶ授業づくりのためにイエナプランを参考とする」という記載がありました。
イエナプランをどのように取り入れていくのか?という具体的な部分まではまだ落とし込めていないという事で、校長先生も今まさにイエナプランを勉強中という事でした。
教育委員会には、現場の先生たちのバックアップとして、イエナプランを取り入れている学校への見学、研修をお願いしておきました。
イエナプランの実践については、まだまだこれからという印象でしたが、校長先生をはじめ先生も何名か変わり、さらに本校化という慌ただしい毎日の中では仕方ないのかなとも思いました。
それでも、保護者代表として「イエナプランを積極的に取り入れてほしい」という強い想いは伝える事ができました。
宿題の自由化
今回の学校運営協議会の中で明確となった大きな変化が2つありました。
大きな変化の一つ目は、
「宿題は出すが、やるかやらないかは子どもに任せる。しない事で指導が入る事もない」
ということ。
宿題がプレッシャーになり、学校や学ぶことが楽しくなくなる事はよくないなと以前から思っていたので、この発表は喜ばしい事でした。
これまで、子どもとの会話の最初に「宿題したー?」とか「宿題しときやー」という言葉から始まる事が自分にとっても違和感があったので、保護者としてもプレッシャーから解放されたなと。
主体的な学びという面で、「自主勉強を推奨していってほしい」という事も要望として出しておきました。
制服と体操服
もう一つの大きな変化は制服と体操服。
これまでの分校時代は制服や体操服が細かく決まっていたのですが、「富貴小学校では指定の制服や体操服は採用しない」という事に決まりました。
これは教育委員会から保護者に対して投げかけがあり、保護者から出した「自由にしてほしい」という意見が採用されました。
とはいえ、完全に自由というわけでもなく、子どもたちの安全性や機能性は大枠の規定として定められています。
まとめ
イエナプランが今後どのような形で取り込まれていくのかという期待感、そして宿題や制服など実際に変わってきている部分の実感。
変化していく事は大きな労力が必要ですが、保護者としても全面的に学校へ協力していく意向も伝えました。
相手の考えている事を知りつつ、自分の意見もしっかり伝える。
そしてお互いが理解して協力していく。
そうして富貴の新しいがっこうを、みんなで作っていきたいと強く思いました。
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