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「日常」と「非日常」を行き来する

普通の毎日は「日常」です。
変わり映えがない、慣れ親しんだ日は、
刺激がなく、ともすると退屈です。

旅行したり、楽しいイベントは、「非日常」です。
美味しいものを食べたり、美しい景色を見たり。
スポーツ観戦や音楽ライブも、
眠っている五感が刺激される非日常経験です。
感情にポジティブな刺激があり、リフレッシュできます。

非日常を経験した後は、
「さあ、明日からがんばろう!」と元気になれます。
元気の度合いは、その時の幸福感によります。
楽しさや感動を、しっかり味わって、記憶にとどめたいです。

ネガティブな非日常


一方で、ケガや病気で入院することになった。
事故や災害に見舞われたなど、予期せぬ「非日常」もあります。

それまでの「日常」が失われたことでの、「非日常」です。
不安、不便、戸惑いなど、ネガティブな感情があります。

事態が予想できる場合もあります。
新学期、退職や転職、引っ越し、結婚、家族構成の変化(生死)も、
慣れるまでは「非日常」です。
以前との変化が大きいからです。

変化には、回復力で「日常」を取り戻します。
レジリエンスが必要です。

日常をとり戻すには


でも中には、取り戻せない「日常」もあります。
加齢による身体の変化、障がい、失ったものが戻ってこないこと。

「非日常」が続くと思うか、その状態を「日常」にしてしまうか。
「日常」をとり戻すために、レジリエンスを使います。

捉え直して、考えを変えて、非日常に適応する。
柔軟性、適応力、粘り強さを発揮します。
ポジティブに変えられるはずです。

「非日常」を「日常」にするには、
それまでのあたりまえを、忘れてしまう手もあります。
過去を追っかけない。
人生の新しいページを開くように。

仕事を退職したときの「非日常」は、
再就職して「日常」をとり戻したり、
自由時間がたくさんある「非日常」を受け入れて、
楽しむことで「日常」にする。

病気やケガでの「非日常」は、
療養やリハビリで、回復させて「日常」をとり戻すか、
家族や友人に感謝して過ごすことでも、とり戻せます。
失って気づく幸せもあります。

一人で取り組むのではなく、周りを巻き込んでみる。
積極的に助けを借りる。
これも、レジリエンスのひとつです。

迷惑かけたくないので、何でも自力でやろうとして、
孤立するのは本末転倒です。

災害の時、ボランティアや他の地域からの支援を受け入れます。
「日常」に戻るために、他者の力を借りています。
「借りを作りたくない」「申し訳ない」と、
自力でやろうと思えば、時間がかかります。

何かで、いつか、貢献できる(お返しができる)と思って
助けを受け入れられる方が、レジリエンスです。
相手との関係も作れます。

良い非日常をしっかり味わう


良い方の「非日常」は、しっかり味わいましょう。
「ああ、幸せだ」と記憶にとどめて
元気をチャージします。

幸福感は、心理的資本です。
心理的資本は、人を動かすエネルギーだといいます。
幸福感がないと行動ができません。

身の回りには、ささいな幸せあります。
夕日や満月がきれいなこともあります。
冒頭のきれいな満月は、月と地球の距離が最も近くなった日のものです。
友人の写真ですが、じかに見れたらもっと幸せだと思います。

世の中は、暗いニュースであふれています。
ネガティブ視聴率を稼いでいると思うくらいです。
その中でも、中学生がお年寄りを助けたような、
ほっこりするニュースがあります。
「良い世の中だ」と目をむけて、心理的資本を増やしてみます。
幸せを探せば、資本は増えます。(お金を増やすより簡単です)

どんな形で、「日常」と「非日常」を行き来していますか?
うまく行き来して、レジリエンスでありますように。

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