【Vol.4】LACでは仕事につながるというより、仕事を手伝ってくれる"仲間"に出会えることもある|シモカタセイジさん in つくば
皆さんこんにちは。新しい働き方LABの3期生として活動している、ライターのふかとみです。
6月から、LIFULLさんのサブスクリプションサービス、LivingAnywhere Commons(以下:LAC)に滞在し、そこで出会う人の話を聞いていく中で、自分の働き方にどんな影響があるかを調べています。
この企画では、LACを利用する中で出会った
・LACユーザーの方
・コミュニティマネージャーの方
・地域の方
などにお話を聞き、そこから自分がどんなことを感じたかを発信していきます。
私自身も、これから多拠点生活をしたいと考えていて、多拠点生活を実際にされている方の暮らし方などを聞き、これからのヒントになったら嬉しいなと思いつつ、実験しております。
シモカタセイジさんにお話を聞きました
インタビュー第4弾は、新しい働き方LAB3期生のサブPMも務めている、シモカタセイジさんです!
ずっとオンラインで拝見していた方が、リアルに存在している感覚…いわば芸能人の方と会うような気持ちで、若干緊張していた私ですが、とっても気さくにお話させていただきました。
今の暮らしについて
ーー 今はどんな働き方・暮らし方をしていますか?
地元の和歌山にオフィスを構えながら、フリーランスとしての仕事と、会社の経営もしています。なので、会社の仕事もしつつ、個人でもフリーランスとして働く、というかたちです。
去年1年間で言うと、和歌山のオフィス・家を拠点に、5万キロくらい国内を移動しました。全国をうろうろしながらいろんな方々とお仕事をしています。
和歌山以外の場所に滞在するときは、LACの月額ユーザーなのでLACを利用したり、気になるホテルがあればそこに泊まったりしています。
LACとの出会い
ーー LACを利用しようと思ったきっかけを教えてください!
新しい働き方LABのコミュニティマネージャー(以下:コミュマネ)をやっているのですが、そこで知り合った静岡のコミュマネであるハマさんがLACと仕事をしていて、興味を持ち始めました。
そのあと、今から2年くらい前に、CM撮影の仕事で屋久島のLACに行って。居心地がよかったのでもっと使いたいなと思い、そこからLACユーザーになったんですよ。
ただ、当時はコロナの影響が大きく外出できない状況だったので、仕事で出歩くことが増えてから月額ユーザーになりました。
ーー そうだったんですね!ハマさんにもお会いしてみたいし、屋久島のLACも気になります…!
ちなみに、たくさん移動しているとのことですが、移動そのものは大変じゃないですか?
自分は車で移動していて、運転が好きなので、大変だとは思ってないですね。
移動中はミーティングをしたり、Audible(オーディオブックサービス)で本を流したり、Udemy(オンライン講座サービス)で講座を学んだりチェックしたり。
インプットは全部移動時やお風呂中に集中させていて、他の時間にインプットしないんですよ。
どこかに滞在してるときは一切やらない。拠点に着いたらアウトプットか自分の仕事をするので、メリハリがついて、移動の時間も上手く活用できているなと思っています。
LACを利用してできた"つながり"
ーー LACを利用してみて、人との出会い・仕事の出会いなどはありましたか?
人との出会いはめっちゃあるよね!まさに今話してるこの状況とか^^他の場所ではなかなか起きないことなので。
あとは、仕事を頂いたこともあるけど、それよりも自分の仕事を手伝ってもらえる仲間に会うことも結構あります。
例えば、自分も相手も音楽をやっていて、過去の経験が似てて、「こういうことできたら面白いよね」って話してて。その後も色んな場所で再会して、「あれ、この仕事やるならこの人じゃない?」って思い浮かんだりとかね。
LACで出会うときって、別に仕事ファーストじゃないんですよ。仕事をするための情報交換というよりも、仲良くなるための情報交換をしていった先に、たまたま被る仕事があるといいよね、っていう感覚に近いです。
LACで面白いことがあればいいなと思っていたので、たくさんのご縁があって感謝しています。
これからのこと
ーー 最後に、これからやってみたい働き方や、目的などがあれば教えてください。
大きな目的として、「誰でも、どこにいても、どんなタイミングだったとしても、挑戦できる社会をつくりたい」と思っています。そのために足りないものが大きく分けると2つあって。
1つ目は、いろんな地方での働き方の選択肢が狭いこと。
「会社員が正しい・いい会社に行くのが正しい」と教わることがある。それは悪くないけど、合う人もいれば合わない人もいるわけで。
働き方の選択肢は会社員だけではない。会社員もフリーランスも、副業やってたり、マルチワーカーだったり、無職でもいいけど、そんな選択肢もあるよって。特に地方の人にはそれを選ぶ方法もあると伝えて、働き方の選択肢を増やしたいです。
2つ目は、会社員以外の働き方で成功している人間が、もっと世の中で目立つ状況をつくりたいということ。
この点に関しては今頑張っているところなので、「乞うご期待」です!
ーー まさに今、私自身も新しい働き方LABで実験しているので、「会社員でもいいけど、他の道を選んでもいい」というメッセージがとても響きます。貴重なお話、ありがとうございました!
インタビューを終えて
LACを利用してみれば何かが変わる、と思っていたけど、実際はちょっと違うのかもしれない。
LACで出会った人とコミュニケーションを取り、お互いの人間性を知り、どんなことに問題意識を持っていて何をやろうとしている人なのか。そこまで話してみて、初めて「あ、やってみたいことが近いのかも!」と気づく。そんな出会いが起こりやすいのがLACなのかなと。
実は、シモカタさんのお話を聞く直前に、筑波大学の院生の沙也加ちゃん&群士くんと一緒にいて。2人の専門が教育だったので、シモカタさんの話を一緒に聞かせてもらおう!と引っ張り込んだ(LAC的にダメだったらすみません)。
そしたら、2人が「これも聞きたい!」「シモカタさん面白い!」と興奮気味に質問をしていて、いい出会いになってよかった~!とほっこり。
また、その日の夜、LACつくばに滞在中の心くんの話を聞いて、「あれ、シモカタさんがやりたいことと方向性が一緒なのかな?」と思った。
その場でたまたま顔を出されたシモカタさんに話を振ったら、すぐに2人の討論会?お互いの意見を語る会?が始まって、ワクワクしながら聞いていた。
こんな素敵な時間が、偶発的に起こり得る。
これってすごいことじゃない?
同時に、「ただLACに行っただけ」「ただ泊まっただけ」では、ここまでの化学反応は起こらないのかもしれないし。
お互いの人間性とか、「こういうことが好きで、こんなことやってみたいんだよね」という話をしてみないことには、表面的な付き合いで終わってしまう。
もちろん誰とでも深く話すことを強要はしないし、されないけれど、したいと思ったらそれができるのがLACなのかもしれないと思った。
また、和歌山を拠点に、全国各地で多拠点生活をされているので、時間の使い方はとても参考になった。特に移動時間。
私自身はどうでもいいサイトを見てしまったり、何もしないでぼんやりしちゃったりするけど、シモカタさんはインプットとアウトプットの時間をしっかり区別して、時間を有効活用している…。
添乗員だった頃は移動時間に勉強したり、リスニングにあてたりしていたけど、それは突発的な要素(やらないとヤバイとか、海外のニュースが機内で見られるとか)であって、日常的にできる仕組みはなかったと思う。
多拠点生活は移動の時間が多くなる。「移動すること」が日常になる。
だからこそ、拠点間の移動の時間をただのロスタイムにせず、自分のやりやすい方法でうま~く使っていく必要があるんですね。
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インタビューにご協力いただいたシモカタさん、ありがとうございました!自分にも刺さりすぎて…とても充実した時間となりました。今後のご活躍をお祈りしております!
▼LACつくばで出会った学生の皆さんのお話もあるよ!