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FF14の釣りは楽しいのか?

注意:この記事には批判的かつ乱暴な感想が含まれます。

FF14というものは楽しいのか

FF14というのはFINAL FANTASY XIVのことだ。衰退が見られるMMOというジャンルで結構頑張ってるタイトルである。

最近のマルチゲームをゴリゴリやる層にハマるかというとあんまり思わない。なぜなら、彼らはカジュアルな戦いを求めているからだ。ストーリーとかどうでもいいからとりあえずマルチプレイをしたいギラギラしている人には多分なんかかったるい。FF14はあんまり対人ではない。対人がないわけではない。ただ「画面の向こうの人の気持ちを考えて~」みたいなことがあるのでカジュアルかというと、どうなんだろうねって感じ。
いいじゃん。スプラトゥーン3とかガンエボとかで。


FF14でいえば、ストリーマーであるStylishNoobが最近始めたことでちょっと盛り上がってたりするらしい。まったく見たことがないので知らないが、割と見てる人が多い。本人が楽しんでいるのなら何も言うことはない。オタクは人の初見を見てニヤニヤする人種なので、そういう人が見ているんじゃないかなと思ってる。


最近14時間生放送とかもしてた。みんなが知りたい次のアップデートの要素を紹介するPLLとか、裏でクソめんどくさい武器を作ってたりとかいろいろやってたけど見てない。結局メインで紹介する要素ってバトルコンテンツなので他をやってる人はPLLを見るよりもパッチノートの方が嬉しい。早く教えてくれ。


FF14というゲームにはできることがたくさんある。戦闘はもちろん、カードゲームや、クラフト、ハウジング、麻雀、釣りなど、結構なんでもできる。最近無人島も持てるようになった。なんなんだこのゲーム。

ただ、公式が力を入れているコンテンツは高難易度の戦闘コンテンツなので、それ以外を知らない人間が結構いる。戦闘コンテンツはメインストーリー周辺で展開されるのでまだ気づけるが、それ以外はサブでしかないのでやらない人がいるのもしかたない。地味だし。

FF14が楽しいのかという話はやっている分野や要素によって変わってくるが人とコミュニケーションが取れれば楽しい。



私は楽しんでいるのか

いままでハマるからやらないと言っておいて再開したせいで、生活の半分くらいを乗っ取っている存在であり、楽しくないと言ったら絶対間違いになるのでたぶんたのしい。4月の生存報告では1000時間超えてるが、そろそろ3000時間が見えてきたのでハマるというか憑りつかれているとしか表現ができないほどやってる。

恐らくこのまま釣り続ければ軽く超える3000時間


3000時間がやってくるわけだが、わたしがFF14内で何をやっているかというと釣りだ。漁師をやっている。

このエビスというものは何なのかというと、ゲーム内に存在するヌシと呼ばれるとんでもなく釣りづらい魚と魚モドキを204種類釣るという、正直アホとしか言えないことを達成したということである。釣りだけで1000時間はやっている。あたまおかしい。


この要素は過去の遺産とかそういうものじゃなく、定期的に補充される。誰が欲しいと言った。


釣りは楽しいのか

楽しくない。






これには少し説明がいるので、優しめに順を追って説明する。

オーシャンフィッシング 

みんなで船に乗って釣った魚で得点を競う釣りゲーム。

オーシャンフィッシング
専用のエリア(船)に飛ばされてひたすら釣る。

むしろこれしか釣りをしらない層がいるほど釣りというコンテンツを支えている要素ある。このオーシャンフィッシングも極めるととんでもないクソ要素しかないが、おおむね人気があるコンテンツ。わたしは苦い顔しながら定期的に乗船する。なぜならクソ要素の沼に腰くらいまでハマっているから。

オーシャンフィッシングがクソな理由
オーシャンフィッシングの全ては船に乗って時間内に釣るということだが、この船には24人乗れる。8人×3で構成される。しかしながらこの24人が同じ目的で釣りをしているわけではない。例えば、漁師のレベル上げをしている人もいれば、海域の手帳を埋めにきている人もいる。点数を稼ぐことを生業としている人、報酬を目的に釣りに来ている人と様々だ。

オーシャンフィッシングでクソとされるコンテンツが手帳埋めである。釣り手帳とは漁師が魚を釣った際に魚の魚拓と情報が記録されるものである。この手帳はオーシャンフィッシングの海域の魚も記録される。同じく専用エリアであるディアデム諸島の魚は記録されないくせにオーシャンフィッシングはしっかり記録されるのには悪意しか感じない。

まず海域ごとに伝説魚(オオヌシみたいなもの)という魚が設定されている。この魚を釣り上げるためには、まず幻海流というものを発動させる必要がある。この幻海流を発動させるためには珍魚(ヌシみたいなもの)を釣り上げると一定確率で発動する。いわゆるボーナスタイムである。

背景が緑の魚が珍魚


背景が青の魚が伝説魚

そもそも珍魚を釣るのも確率であるが、その先の幻海流で条件をそろえて伝説魚がヒットするのも確率である。しかしながら、乗船しているプレイヤーには、幻海流を引きに来ている層とまったくそんなことを考えずに釣りをしている層がいる。前者が多いほど幻海流を引きやすくなるが、「いらない魚を釣るな」とチャットしようものなら通報されるという殺伐とした世界なので、毎回自分が行きたいタイミングで同船してくれる神のようなフレンドを用意するか、自分が引くという強い意志が必要である。

伝説魚を釣るためには条件を乗り越える必要がある。


条件1 時間と天気が一致している。
そもそもこのゲームの釣りには時間が一致しなければ釣れない魚がいる。オーシャンフィッシングも同じなのであるが仕様が異なる。FF14ではエオルゼア時間(ET)と呼ばれる現実よりも早い時間がある。

しかし、オーシャンフィッシングではこの時間は関係ない。あらかじめ時間が決まっている。船で1泊しているのか、この船の時空がおかしいのかはしらないが独自の時間軸がそこには存在する。伝説魚はこの時間が一致しなければそもそもかからない。

時刻表にも海域ごとの時間が記載されている



条件2 幻海流を発生させる
前述した通り、いくら条件があっていたとしても幻海流が発生しないと話にならない。どんなにうまい漁師であっても幻海流を引くのは運なのでどうしようもない。幻海流では入れ食い状態といっていいほど魚がヒットするまでの時間が短い。たくさん釣ってねという意思を感じるが、伝説魚を釣るためにはここから伝説魚を釣るための条件となる魚を選びながら釣る必要がある。


条件3 伝説魚が釣れる条件(漁師の直観)をつける
時間をあわせただけでは釣ることができず、前提条件として指定の魚を釣る必要がある。エラスモサウルスの場合は幻海流中にググリューサウルスを3匹釣り上げる必要がある。


以上の条件を達成すると約10秒ほど釣れるチャンスがやってくる。この時間で釣れるチャンスは2回ほどしかないのでほとんど釣れない。ヒットしたとしても逃げられることがある。難しいを通り越して理不尽である。

釣りというコンテンツのもっとも良いところは一人でできることであるが、オーシャンフィッシングは他の人の釣果も関係する。誰が考えたのか知らないが、本当に性格が悪い。



ヌシ釣り

エリアに存在する釣り辛い魚と魚のようななにかを釣る遊び。

敗北者

オーシャンフィッシングはヌシ釣りというエンドコンテンツが終わった人がストレスを貯めながらやるエンドコンテンツである。こっちがメインということになるが、やればやるほど楽しくなくなるのでやらない方がいい。


ヌシとはなにか
ヌシというかエビスについてはFF14のlodestoneと呼ばれるプレイヤーズサイトにてエビスを取った2日後くらいに私が書いた日記がある。が、この時期はまだ闇に落ちる前だったので、これからヌシ釣りをする人向けにとてもやさしく書いてある。今回はこれを参考にしながら今回はいかにヌシ釣りが楽しくないのかを語る。



ヌシとは
ヌシとは各釣り場において必ず1匹は存在する、他の魚よりも釣りづらい存在である。釣り場によっては2種類存在する場合もあるが、その場合は右の魚がオオヌシである。

背景が緑の魚がヌシ


必ず魚が釣れるわけではなく、魚みたいなものが釣れたりもする。最近水槽に入れられるようになったアクアマトンはそもそも魚ではない。

アクアマトン


Ebisuとはなにか
エビスとは前述したヌシを204種類釣り上げると達成される「太公望への道:ランク16」というアチーブメントで入手できる称号のことである。称号なので自分のネームプレートの上に表示されるのだが、その本当の価値を理解するプレイヤーは少ない。


日本語の称号はEbisuなのでギリギリ親しみがあるが、英名はGrandmaster Casterである。Ebisuと呼ばれるかGMと呼ばれるかはイメージに関わる。



Ebisuにはその先が存在し、追加されたヌシを45種類釣り上げる「第一世界の太公望:ランク5」というアチーブメントがある。こちらの称号は日英共にBigFishとなっており、日本ではダサいといわれるが、ネームプレートの上に<ヌシ>と書いてあるようなものなので、とてもシュールである。



ヌシ釣りがクソな理由
ヌシという一癖も二癖もある生きものを釣るわけだが、釣りにおいて最も重要なことは必ず釣れるわけではないということである。1回で釣れることもあれば1000回やっても釣れないこともある。クソな要素があまりにも多いので分けて述べていく。

要素1 時間が指定されている。
大概のヌシには時間と天気の指定がある。たとえば、ETの23時から24時にしか釣れない~と言ったようにほとんどのヌシに設定されている。


要素2 天気が指定されている
時間と同じように天気の指定もされている。晴れから曇りの移り変わり限定で釣れるといったようなものや、晴れのみ、雷と雷雨のように単体もしくは似た天気で釣れるという条件もある。

この時間と天気は基本的に組み合わせで指定されている。「23時から24時の雷から晴れの移り変わり~」のように細かく条件が決まっている。こうなるとそもそもそんな条件の日はほとんどやってこない。


Ebisuを目指すにあたって次に条件が来る日が29日後と言われたときには憎しみを通り越して何も感情が湧くことがなかった。

補足しておくが、このゲームは月額課金制である。この魚のために課金しているとなると良いカモである。


要素3 チャレンジできる時間が極端に短い
条件をそろえて釣りに行ったとしてもチャレンジできる時間が極端に短いことが多い。特にBigFishを目指すにあたって釣り上げる必要があるオオヌシは基本的に5分しか釣るチャンスがない。

イラッド・スカーンというオオヌシに至っては、条件が揃うのが週1程度であるのにも関わらず、釣れる時間が1分しかない。


要素4 ヒットしない
釣れる機会が週に1回程度であることも、釣れるチャンスが5分しかないこともEbisuを取得する上で通る道なので目をつぶることができるが、いくらチャンスがあったとしてもそもそもヒットしないことが1番精神にダメージがくる。そもそも釣り方や条件が間違っているのではないか疑い始め、段々壊れていく。漁師が何を犯したというのか。


要素5 ヒットしても逃げられる
ヒットしないよりはマシであるがヒットしてもバラす(逃がす)ことも精神にくる。しかし釣り方が間違っていないということでもあるので幾分か気持ちが楽である。クソであることには変わりはない。

釣れる機会が少ないこと、ヒットしないこと、ヒットしてもバラすことのどれらかの属性をヌシは持っている。オオヌシは全部盛りということが多い。なんでも盛ればいいということではない。実装している奴の頭は本当におかしい。


要素6 釣り方がおかしい
ここまでは条件やヒットの確立の話なので百歩譲って良いとするが、釣り方としていいのかわからないものがある。収集品キャンセル泳がせ釣りと呼ばれるもので、すごく簡単に言うとオオヌシを釣る条件のバフを遅らせて付与できるという釣り方である。

ステタカントゥスというオオヌシは前提となる超低確率で釣れるスカルプターというノコギリサメを2匹釣る必要がある。そのため確実にオオヌシチャレンジをするためにはこの釣り方が必須となる。

ハッキリ言うが、想定していない釣り方で釣ることがテクニックとされているヌシ釣りは異常である。

収集品キャンセル泳がせ釣り



要素7 異常な拘束時間
正直この記事はこの異常さを吐露するために書いているまである。オオヌシを釣るにおいて、異常な条件を課せてくることはよくあることであるが、今までの要素とは別枠として紹介する。

特定のオオヌシにはオオヌシを釣る条件となる魚を一定数釣らなければならない場合がある。

ミズウオという魚は前提条件としてモラ・テクタというマンボウを2匹釣らなければならない。モラ・テクタという魚はヌシであり、1時間毎に釣れる機会がやってくるのだが、非常にヒットしづらくバラしやすい。そのうえ釣れるチャンスが5分しかない。またミズウオは1日にすくなくとも1回ほど釣れるタイミングがやってくるのだが、マンボウと釣れる時間が被っているわけではなく、マンボウ(5分)→ミズウオ(5分)といった感じにズレてチャンスがやってくる。そのために5分以内にマンボウを2匹釣らないといけないわけだが、そんなことは不可能に近いのでそれよりも前からマンボウを仕込んでおく。大体5,6時間前からマンボウを釣りに行く。なぜなら全くヒットしないし、ヒットしてもバラしやすいからである。そしてミズウオチャンス前のマンボウチャンスで1匹釣ることができればミズウオと戦うことができる。マンボウが釣れなければ全てが無駄に終わる。私はこのマンボウが大嫌いだ。



この記事を書いている間このクソマンボウと戦っているわけだが、たった10分程度のために15時間ほどを犠牲にしながらやっている。狂気の沙汰ではない。因みに現在60時間程度を犠牲にしたが未だに釣れていない。

21戦 20敗 1棄権(寝落ち)



釣れなさすぎると人は壊れる。



そして待機時間にFF14ができないことを嬉しくなる。


こんな人の精神を破壊するようなコンテンツが楽しい訳がない。クソがちりばめられている。つらいのになぜ釣りをしているかといわれると、残り4種まで集めてきたのにここから辞めるという選択肢がないからである。ポケモン図鑑を残り5匹くらいまで完成させたのに途中で投げるという判断を私は下すことができない。



釣りの問題

定期的に釣りに対して問題提起をされていることがある。

この話題も死ぬほど上がっているが、正直ヌシ釣りしているやつはエサが多いとかそういう問題をそもそもしていない。マウント騎乗中にエサが付けられないこととか、釣り手帳からテレポできないところとか、釣った魚がゴミにしかならないところとか、他に良くするべき問題は山ほどある。エサにしてもある程度使うエサは決まっているので沢山持ち運ばなくても良い。エサがわからないなら調べるしかない。それだけである。



さいごに

釣りが楽しいのかという話だが、正直今は楽しくない。しかし1000時間は釣りをしていても飽きていないので非常に良いコンテンツではある。精神が壊れない程度に楽しむことをおすすめする。

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