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青空の卵をよんで

 本好きの人ならわかるかもしれませんが店頭で本を買うときによく選ぶ贔屓の出版社というものが私にはあります。きっかけとなった本は思い出せませんがこれまで『少女には向かない職業』や『さよなら妖精』、『星を継ぐもの』など創元推理文庫の小説にはとても楽しませてもらいました。

こうゆう理由で先日も店頭で見かけた『青空の卵』を内容も確認せずに、しかし面白いであろうと期待ながら購入しました。

もちろん期待を裏切らずとても面白い内容であったのですが、私がもっとも面白いと感じたのは発行年でした。というのも2002年に刊行された本書で現代と同じようにジェンダーについて語られいたためです。私は2000年生まれなので刊行当時のことは覚えていませんが感覚としてジェンダーについての話題が殊更語られるようになったのはここ2,3年だと思います。

社会に対する著者の感覚のするどさを知り、最近あまりしていなかった読書をまたしようという気持ちが沸いてきました。

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