13歳からの地政学 ~13歳の頃の私~
「やっぱり歴史を知らないと、言葉が浅くなってしまうじゃないですか」
仕事の懇親会で、隣の席の方が言っていた言葉である。確かに、歴史を知っていたり、知識のある人の言葉はどこか深みを感じることがある。2時間ほどワイワイ話していたが、この日はこの言葉が強く頭に残った。
週末、本屋にふらふらと出かけた。店内は夏休みの色を感じるラインナップだった。よく知られている小説の表紙の絵が可愛くなったり、おしゃれになっていた。夏の課題図書、読書感想文の時期だな。
「13歳からの地政学」この本が私の目にとまった。ああ、要約の動画を見たことがあったな。核ミサイルは深い海で潜水艦を使って隠しているという話しが印象的だった。
私は高校で日本史を選んでおり、大人になってから世界史・地理にコンプレックスを感じている。地政学を学べば、世界史と地理の一石二鳥なのでは?以前から気になっていた本でもあったし、深みのある人間になるために購入した。ついでに5歳の娘のプレゼント用にマインクラフトの攻略本もレジを通した。
私が最近読んだ漫画で「怪獣8号」がある。とても面白くて好きだ。読み進めていると、私の記憶にあるストーリーやキャラクターに重なる部分があちこちこちに散りばめられている。記憶と重なった1つが「エヴァンゲリオン」だ。四ノ宮キコルちゃん、めっちゃアスカに似てて、とてもかわいい。
「13歳の地政学」も、記憶と重なる面白い要素を散りばめてくれてると思った。目標や計画の大切さの話は、「失敗の本質」を思い出した。
13歳の夏休みにこの本と出会っていたら、世界のニュースを少しでも多く理解できる13歳になれたいたかも知れない。カイゾクさんに出会ってみたい。この本は、子どもの手が届きやすい家の本棚の一番下に並べておくことにしよう。
思い返すと13歳の頃の私は、夏休みに「世界の中心で愛を叫ぶ」でドキドキしていた。
私の世界の中心は夢島に女の子と出かけることだった。