Hubspotなら無料でここまでできる!使うべき機能6選(セールス編)
こんにちは。ふじわらといいます。
私は株式会社キャスター/株式会社bosyuに社員として所属しながら、Pyram株式会社という自身の会社で、いくつかの企業の事業企画やマーケティング・セールスの支援を行っています。
今年になってから、ちょこちょこCRM/SFA/MAまわりのお話をいただくことが増えてきました。そこで私がファーストチョイスで選ぶ「Hubspot」について無料で役に立つ機能(まずはセールス編)について、備忘も兼ねて残しておこうと思います。
※2020年4月にHubspotのSolutions Partnerになりました。
そもそもHubspotとは?
Hubspotは2007年に提供が開始され、現在は世界120ヵ国以上78,000社以上が利用するセールス・マーケティングプラットフォームになります。
類似のサービスだと、グローバルだとSalesforceやZoho、国内だとSensesやkintoneが挙げられます。
Hubspotについては、Hubspotの創業者が以下の書籍を上梓しているので、興味があったらぜひ読んでみてください。(良著です。)
Hubspotは大きく以下の4機能で構成されています。
- CRM:リードや顧客を管理する機能
- MarketingHub:マーケティング活動を実施・管理する機能
- SalesHub:セールス活動を実施・管理する機能
- ServiceHub:顧客のサポートを実施・管理する機能
Hubspotの特徴としてフリーミアムモデルをとっており、ベース機能であるCRMならびに他の3機能も一部は全て無料で提供されています。
※ちなみに作成できるアカウント数も制限がありません!
今回はHubspotの無料版で特にセールス担当に役立つ機能をご紹介します。
※画像の一部はHubspot公式ヘルプより転載しています。
①タイムライン風にログも残る「メール」
Hubspotでは利用するアカウントごとに、メールを連携して、Hubspotからメールをすることができます。Hubspotで送信したメールは、顧客ごとにSNSのタイムラインのような形で記録されます。また開封状況などもログとして記録され、Slackなどのチャットツールに通知することも可能です。
またブラウザでGoogleChromeを利用する場合は、拡張機能を使ってGmailで送ったメールも自動でHubspotにログとして残すことが可能です。
加えてよりメールをかんたんに作成できるよう、メールのテンプレートやスニペットと呼ばれる定型文の作成が可能になっています。このテンプレートやスニペットは、送付顧客がHubspotに登録されていれば、会社名や氏名、役職などHubspotの情報を本文に流用してメールを送ることも可能です。
なおこの機能はChrome拡張機能でも利用でき、Hubspotで作ったテンプレートやスニペットはGmailでメールを送る際も使うことができます。(下図参照)
②日程調整からZoomURL払い出しまでかんたんな「ミーティングリンク」
日程調整はメールや電話で行う場合、候補日の選定や提示をして、相手方からの返答を待ち、スケジュール登録を行うなど、セールス担当には面倒な作業の一つです。
Hubspotのミーティングリンクを利用すると、自分のカレンダーの空き状況から相手方がミーティング予約を行えるリンクを発行することができます。
このリンクから相手方がミーティング予約を行った場合、自動で自分のカレンダーに予約が登録されるので、日程調整の手間が大きく削減できます。
※連携できるカレンダーはGoogleカレンダーかOffice365カレンダーになります。
ミーティングリンクはかゆいところにも手が届く細かいチューニングも可能になっています。以下にいくつか例をあげます。
- ミーティング決定後、自動でZoomのミーティングURLを払い出す
- 前後の空けたい時間や予約できる期間などの細かい設定が可能
- 予め確認しておきたい内容をフォームで質問することができる
- ミーティング数を担当者別や期間でカウントすることができる
(後述のレポート機能)
- 拡張機能を利用してGmailからもかんたんにリンク送付が可能
③商談の進捗と売上見込みを管理できる「取引」
Hubspotでは、商談管理を「取引」という機能でおこないます。
この取引は「取引ステージ」と呼ばれる商談の状況を設定し、カンバン方式ならびにテーブル型で商談を一覧管理することができます。
取引ステージにはそれぞれのステージごとに、確度を%で設定することができ、商談に設定している金額と集計して、現在の売上見込み金額を算出できるようになっています。
④チーム全体でTODOを一元管理できる「タスク」
Trelloやjootoで行えるような、タスク管理機能「タスク」もHubspotには入っています。このタスクでは、どの顧客のタスクか、期限はいつまでかなどを管理することができ、担当者別に一覧で確認することができます。
また期限の到来時は、Slackなどのチャットツールに通知も可能です。
ただタスク管理機能自体はとても便利なものですが、使い勝手自体はTrelloやjootoなどの専用ツールの方が正直使いやすいかな?というのが所感です。単純なタスク管理にというよりも、Hubspotの顧客と紐付けたり、タイムラインにログを残したいなど情報の一元化をしたい場合に利用するのが良いかなと思います!
⑤共有回数や閲覧回数などが把握できる「ドキュメント」
よく使う営業資料をアップロードし、組織全体で共有することが「ドキュメント」にて可能になります。資料をアップロードすると、ドキュメントに登録され、URLが発行されます。このURLを顧客に共有した際、共有回数や閲覧回数、どの顧客が閲覧したかなどのログがHubspotに記録されます。この点がGoogleDriveやDropboxなどで共有するよりも優れた利点になります。
このドキュメントについても、Chrome拡張機能でGmailからかんたんに送付が可能です。
⑥セールス活動の進捗や結果を可視化する「ダッシュボード」
Hubspotには多彩なレポート、そしてそれを目的ごとにピックアップしてまとめる「ダッシュボード」機能があります。Hubspotを介しておこなった営業活動や顧客の状況などのこの機能で一元化して可視化し、次のアクションに繋げられるようになっています。独自にレポートを作成できるのは有料機能になりますが、無料でも多くのレポートが用意されているので十分な活用が可能になっています。
既定のダッシュボードはこんな感じになっているので、参考にしてみてください。
セールス活動ははやいことシステム管理しよう
CRMやMAなど、顧客の管理や営業管理をどのタイミングで入れるかは、企業の規模やリードの数などいろいろな意見があると思います。
ちなみにMAについてアンケートをとったツイートを参考にすると↓のような感じだそうです。
ただHubspotは無料で使えるサービスなので、事業規模やリードの数にかかわらず、導入するのは早ければ早いだけよい!とおもっています。
もし興味のある方は、ラフにご相談にのりますので、TwitterのDMか問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください☺️