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未来を創る次世代リーダーを育成!富士通のSXリーダー養成塾

こんにちは!富士通広報note編集部です。

みなさん、最近よく耳にするSXという言葉の意味をご存じでしょうか?

SXはサステナビリティ・トランスフォーメーション(Sustainability Transformation)の略称で、環境、社会、経済により良いインパクトを与えるためにビジネスを変革することと言われています。
富士通では、自社やパートナー企業のSX実現を目指して様々な取り組みを進めており、その1つが「未来創造型SXリーダー養成塾(以下、SXリーダー養成塾)」です。
本取り組みでは、当社のお客様企業における次世代リーダーの社員さんを富士通にご招待し、約3か月間で全6回のセッションを通じて、SXについて学び合います。当社のグローバルソリューションビジネスグループ クロスインダストリーソリューション事業本部長の宮田をオーナー、同事業本部 エグゼディレクターの瀧澤を塾長として、富士通の各部門における社内変革事例を成功と失敗の両面を交えて紹介しつつ、参加者の課題を共有し、各社での変革に向けた提言をまとめていくプログラムとなっています。

今回の記事では、先日第1期が終了した「SXリーダー養成塾」の様子をご紹介します!

2024年10月18日に、8人の製造業界のリーダー候補が集結し、「SXリーダー養成塾」の幕が開きました。第1回では、「変革のブースター:テクノロジー&ヒト変革」をテーマに、ESG経営、社会課題を起点とした事業モデル「Fujitsu Uvance」、サプライチェーン(工場のものづくり)、組織能力(財務・人事)といった富士通の取り組みの紹介を通じて、いかに社内の変革を認識し、リードすべきかを考えました。塾生となったメンバーにより、現場と開発部門におけるギャップなどについて初回から活発なディスカッションが行われ、真の変革への第一歩となることを予感させました。

第2回は「事業モデルの変革:ESG経営への挑戦と、社会課題と成長の『Fujitsu Uvance』」がテーマ。富士通のサステナビリティ経営、ESGの社内実践事例や非財務指標の考え方、「Fujitsu Uvance」による事業モデル変革、サブスクリプションビジネスなどについて紹介し、富士通の現場の声を元に議論が行われました。財務・非財務指標の連携やKPI設定の難しさは、多くの企業が抱える共通の悩みであり、参加者たちは自社の課題と向き合い、真剣に解決策を探り始めました。

第3回は栃木県にある富士通の小山工場で、生産ラインの見学を含めて開催。富士通のネットワーク事業や、デジタル技術を駆使した富士通のサステナブルなものづくり実現への課題、責任あるサプライチェーンの推進を肌で感じました。製造現場での工夫や努力を学ぶとともに、製造業に携わるメンバー同士で悩みを共有し、理論と現実のギャップを実感する貴重な体験を得ました。

第4回は、富士通の財務経理部門や総務部門から、One Data企業経営(FP & Aの創出、データドリブン経営変革)、人的資本経営、デジタル活用のWork Life Shift、人材マネジメントについて解説しました。特に財務経理や人事といった業界共通の課題が議論の中心となり、それぞれのメンバーの所属部門に関わるリアルな課題を持ち寄り、活発な意見交換を通じて新たな気づきを得ました。

第5回は、福島県の双葉町、浪江町、南相馬市へ。「真のリーダーシップに出会う」をテーマに、被災地の現状と復興への取り組みを目の当たりにしました。地元企業や自治体関係者との対話を通して、不確実な時代における新たな価値創造、そして自身のリーダー像について深く考えさせられました。また、地元自治体の元代表者から語られた「不確実・不透明な時代においては、揺るぎない大きな志と誠実さや、手段が見通せない状況でも失敗を恐れず一歩踏み出すことが重要である。」という言葉がメンバーの胸に深く刻まれました。

最終回となる第6回の自社提言発表会では、各参加者が自社の変革に向けた熱い想いをデータに基づいた具体的な提案として発表!さらにメンバー同士で業界のリアルな実態を共有するディスカッションを行い、互いの課題や取り組みについて理解を深めました。メンバー一人ひとりの提言が自社の変革を推進し、日本の明るい未来を創る第一歩となることでしょう。

富士通は、来期のプログラム開催に向け新たなメンバーを募集し、挑戦を続けていきます。また、本プログラムの卒業生との継続的な連携を通じ、お客様やパートナー企業とのさらなる協働によるSXを推進していきます!

◆参加者からのコメント(株式会社レゾテック 西村 圭介様)

富士通におけるSX事例を紹介いただくだけでなく、変革を実施された当事者と突っ込んだディスカッションまでさせていただく大変貴重な機会でした。またこの学びを、富士通の皆様だけでなく、日本の製造会社8社から集まった様々な立場にいるメンバー同士で共有できたことは大きな経験となりました。このような貴重な場に、それも第一期生で参加できたことは大変名誉なことと感じております。長いようで短く濃い時間を企画、運営いただいた皆様に感謝申し上げます。

◆主催者からのコメント

オーナー 宮田 (写真:左側)
「クロスインダストリーで社会課題を解決する」 ためには、お客様とともに「見えないものを見る」必要があり、そのために日常業務を離れ非日常的な時間を過ごすこと、その場をご用意することを企画しました。富士通が全身全霊で取り組んでいる変革の取り組みを題材にして、各社から選抜された精鋭リーダーの皆さんとともに学ぶこの3か月サイクルの取り組みが、お客様と富士通の両方に新しい価値を作ることになると期待しています。

塾長 瀧澤 (写真:右側)
私自身、かつて富士通のプロダクト部門でサプライチェーンの変革をリードしてきました。そのとき感じたのは孤独感。誰もやったことがなく、社内には相談相手がいない。そんなとき、異業種交流会に誘われて、とても気持ちが楽になりました。製品や題材は違えども、同じような悩みを抱えている人と会話や意見交換していると、自分の課題が客観的に見えてくる。いま私たちが向き合う”SX経営”というテーマも、まだ決まった道筋があるわけではなく、一つひとつ現場の課題に向き合い、切り拓いていく段階です。だからこそ、同志である同じ立場の仲間を持つことは重要で、今回それを実現できたと感じています。この輪を広げ、そこに富士通も参画して、一緒に走っていけたらと思います。

最後に、「SXリーダー養成塾」の活動を紹介する動画をご覧ください。塾長の瀧澤を含めた運営スタッフの想いや、塾の目指す未来像などについて詳しく解説しています!

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