C級
C級(4回戦)←ここについて話す
B級(6回戦)
A級(8回戦)
C級とか8回戦とか何のことなのかよく聞かれるので簡単に書きます
1.C級(4回戦)の魅力
ボクシングといえばチャンピオン
チャンピオンから最も離れたところに分類されるボクサーが4回戦になります
レベルが上がるごとにC→B→A
※Aが最高位
○回戦とは、ラウンド数を指します
C 4回戦=4ラウンド
B 6回戦=6ラウンド
A 8回戦=8ラウンド
タイトルマッチになると10回戦や12回戦があるのですがそこらへんの説明は割愛します
ちなみに僕の周りでは4回戦の試合が好きという方が多いです
理由はたぶん
・短い
・KOが多い
この2つだと思います
勝つためには、4つ中3ラウンドを優勢に進めないと引き分け/負けとなってしまうからみんな必死です
僕もそうでした
だいたい激闘になります
試合後吐いてる選手を見たこともある
上のレベルでは絶対に見られない光景
自分はC級を卒業して少し経ちますが、4回戦の試合が一番きつかったです
2.体験談
僕の4回戦のほとんどは新人王でした
中日本新人王決勝で対戦した片岡晃誠選手
この試合はトラウマです
ここまで2連続初回KO勝ちしていた僕は、1ラウンドから行けと言われフルスイングします
バカなので本当に全てを出し切りました
このとき頭キンキンになって自分の呼吸だけが聞こえました、完全に酸欠です
キツすぎて2ラウンド目以降はあまり覚えていません
相手ペースのまま最終ラウンド
視界が暗くなってきて、次ラッシュしたら死ぬと思いました
よくわからないまま手を出し続けてなんとか逆転します
結果はタオル投入によるレフェリーストップ
丸出しになったパンツが激闘を物語っています
トレーナーには最強に叱られました
これ書いてて思い出すだけで嫌になります
4回戦は技術が発展途上だからこそ気合いとか根性とかそういう綺麗事が勝敗を分けたりします
それも人気の理由の一つかもしれません
気合い&根性
僕は好きです
3.終わりに
個人的には「初めての勝利」「初めての敗北」が見れるのも4回戦の魅力だなと思ったりします
この写真はデビュー3年で初勝利に本気で泣く後輩、中川光輝
普通に生きててこんな顔はできない
自分もデビュー戦の景色は鮮明に覚えていますし
初めて負けた試合は今でも悔しいです
僕は4回戦で沢山の失敗を経験しました
特に減量は下手くその極みでした
色々失敗して当日朝2.5キロあったり
リカバリーで食べすぎて試合の15分前までトイレにこもったりしたこともあります
怖いのは当時の自分はそれがベストだと信じていたこと
ボクシングに限りませんが人に頼るのもひとつの才能だなと感じる今日この頃です
簡単にではありますが少しはC級について伝えられたでしょうか
最後まで読んでいただきありがとうございました
4.おまけ
世界には1ラウンドで倒すか判定負けかどっちかしかないという120キロのデブもいるので興味ある人はどうぞ
「史上最強の4回戦ボーイ」