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ラブトラ・シーズン1所感|精神老人になってないか

LOVE TRANSIT シーズン1を見終えた。
友人の勧めで見始めた。

このコンテンツは、私に次の3つの問い掛けをしてきた。
①「(私にとって)Xは誰か?」
参加者のXは誰だろう?と予想をしている中で、
自らにも、X(過去最良の恋人)は誰?と問うていた。
ずっと一人が思い浮かんだ。
この想いは、釣りの浮きのようだ。
何度沈めても、ふわっと水面に浮かんでくる。
だから、勝手にXとの復縁を願って見ていた。

②「"わかっている”安心感  vs  "わかっていく"冒険心」
復縁か、新縁か。
30代になると、前者の方を選びがちな気がする。
出会いの数も減り、自分のビジュアルも目減りする。
なかなか、新しい可能性に賭ける、という動きがしにくくなる。
このマインドこそ「エイジング(老化)」な気がする。
つまりアンチエイジングとは、肌をリフトアップするという表面的なことでなく、過去よりも未来が良くなる感覚を得ることなのではないか。
美容をして、昨日より美しい自分に会うと、これまでより素敵な出会いにも期待できるようになる。
実際、肉体改造を始めて19日目の今日、鏡の中の男が逞しくなっていく様子に、今日より明日は良くなるな、と自然に思えている。
つまりアンチエイジングを言い換えると、「上達の習慣を定着させること」に他ならないかもしれない。
武道の達人が魅力的なのは、きっと上達の習慣を数十年続けているからだろう。彼らは、齢70代でも今日より明日が良くなる、と感じられているのではないだろうか。
それでいうと、マサシ(36)の活躍っぷりには大いに勇気づけられた。
彼は、キャンドルづくりの腕の上達や、キャンドルを作るように自分磨きをしているのではないか、と思った。

ここまで書いて分かるのは、このアンチエイジングの感覚(今日より明日が良くなる)は、かなり幸福度が高い。前向きで楽しい。
そして、残酷なことに、この感覚だけは、他人からポンっとプレゼントしてもらえるものではない。
理想の恋人と付き合えたとして、上達の習慣がないと、きっと別れるのが怖い、という感情が強くなってしまうだろう。
付き合い立ての頃の自分が一番良かった、と過去最良が基準になってしまう。都度都度、相手から受け入れられて、ようやく安心できる。
「良かった。私は”まだ”魅力的なのだ」と。
つまり、自己肯定感が実は低く、他者(それも理想の相手)から肯定されることで、自分を肯定できるようになる感じか。
相手に寄りかかって生きている。
その精神を具現化すると、杖をついた老人か。
杖(理想の相手)がいることで、歩ける。
この精神老人は避けたい。
肉体老人は仕方ないが、精神若人でありたい。

精神若人であるには、上達の習慣を身につけることだろう。
今日より明日の”自分”はよくなる。
例え、この地球環境が悪化し、日本経済は落下しようとも、”自分は”上達をしていける。だから、半径5メートル以内の日々は、より良いものになる、できる、してみせようか、という精神である。
その精神を具現化すると、トップアスリートか。走り高跳び選手。
常にHigherを狙って、創意工夫を重ねる姿。

今日も食事管理と筋トレに励もうと思う。
ラブトラ・シーズン2も完走しよう。

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UnsplashZanyar Ibrahimが撮影した写真

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