【シンジとユウタ】なぜそういくの?(回答)
それでは、私の考える答え(あくまで参考回答です)を発表します。その前に……
シンジとユウタのこの進み方、どう考えたでしょうか?
「シンジもユウタも、人間ではないのでは?」「光とか液体とか、そもそも生物ですらないかも?」などなど、いろいろ考えてもらえていたとしたら嬉しいです。
しかし、二人ともれっきとした人間です。ではここで、ちょっと向きを変えてみましょう。
こうしてみるとわかりやすいかもしれません。
そうです、場所はスキー場です。シンジは、スキーで滑り降りてリフトで上るスキーヤーです。しかし、そうなるとユウタの説明をどうするか? 無理やりこじつけるなら、ユウタは、リフトで下りて側道のヘビ坂を上っていくトレーニング中の人ということも考えられます。あるいは、スキー台からジャンプしてスキー板を担いで坂を上るスキージャンパーも該当するかもしれません。「ゲレンデとジャンプ台がすぐそば」という条件がありますが、この答えも成立しそうです。
しかし、私が考えた答え(参考回答)はもっと単純で、平坦な場所です。そして、日本全国で日常的に見かける光景です。それは……
シンジは、ラッシュアワーのなか通勤し、終電間際に急いで帰る人。ユウタは、遅刻ギリギリに出勤し、呑んだくれて千鳥足で帰る人です。(どこにでもいるでしょ?)
不要だと思いますが……いちおう補足説明します。
都会のラッシュアワーでは、先を急ぐ人ほど、人と人との間をジグザグに歩かないといけません。私も都内に勤務していたときはそうでした。駅の改札を出たとたん、人と人との隙間をササッとかいぐぐっていましたし、遠距離通勤でしたので、終電に乗り遅れないように帰りは早歩きかダッシュしてました。そして当然ながら、ユウタのような人も身近にいました。遅刻寸前なら人もまばらなのでまっすぐ歩けますし、帰りは酔っぱらってヨタヨタと蛇行歩きですし。ユウタもどきの人の顔、今でも思い浮かびます。その人をユウタのロールモデルにしたわけではありません(苦笑)
以上、私の答え(参考回答)でした。
「クソつまんねえ」と思われた方もいるかもしれません。しかし、集合研修などで討論し合う場面では、堅苦しい問題よりはるかに盛り上がり、受講者の目の輝きも違います。他の皆さんの参考回答もぜひ伺いたいので、機会があればお試しください。
今後も第2弾・第3弾の「シンジとユウタ」、シリーズ化できるよう、アタマをフル回転させてネタを考えたいと思います。