東京アラート解除にあたって思うこと
東京アラートが解除されましたね。
この記事を書いてから、わずか10日でした。
もともと意味があったのでしょうか?
東京アラートに意味はあったのか
日本医科大学特任教授・北村義浩氏:
ほとんどの人に効果がなかったのではないでしょうか。アラートは首都圏全体で出した方が効果があるのでは…
第一生命経済研究所首席エコノミスト・永濱利廣氏:
2日の発動から、2週間を待たずに解除することには疑問がある。経済を戻したいなら出さなくてよかったのではないか…
元三重県知事・北川正恭氏:
仕方なかったと思う。経済の状況・陽性者の増加比などを考えた上での判断だったと思う
医療、経済、行政の専門家に聞いたという感じですね。
あくまで「アラート」=警報ですから、「気をつけなはれや」ということでしかありません。もともと、要請でしかないし、警報でしかないわけで、その中で明らかになったのは、夜の街対策という話でしょうか。
ハメを外す若者の監視が必要というだけならば、今更感もあります。
ダンスとステップ
感染者数は、それなりに落ち着いており(まだ二桁ではありますが)、これくらいで推移するならば、いいでしょうということなのかと理解しています。
ただ、この完全には無くならないけれども、追いかけられる程度の数であることが、ハンマー&ダンスのダンスの時期なのだと思います。
ソーシャルなダンスの時期。きちんとした規定問題と基本に忠実なレッスンの時期です。
東京都は新たなステップを踏むことにしたらしく、3に入ります。
東京都は、「東京アラート」を解除したうえで、12日午前0時に休業要請などの緩和の段階を「ステップ3」に進める方針を固めました。都がまとめた案によりますと、「ステップ3」では、適切な感染拡大防止対策をとった上で、すべての施設の休業要請を解除するとしています。
このステップ3を受けて、休業していた店も本格的に動き出します。
この店も始めるらしいです。
アラートの次はロードマップ
さらに、東京都は、ロードマップを出しました。
感染症防止と経済社会活動の両立を図りながら、「新しい日常」が定着した社会を実現するため、5つのポイントをお示しします。
・外出自粛等の徹底を通じて、感染を最大限抑え込む
・モニタリング等を通じた、都民生活や経済社会活動との両立
・必要な場合には、「東京アラート」を発動
・「第2波」に対応するため、万全の医療・検査体制を整備
・「新しい日常」が定着した社会の構築
ここで重要なのは、「第2波」への備えだと思います。
間違いなくやってくることに、今どう備えるか。
・新型コロナ外来・PCRセンター 計96か所(4月末現在)→計138か所へ拡大
・都立公社病院を中心とした病床確保
・感染症入院重点医療機関の指定
【重症度】重症・重篤、中等症等
【患者特性】認知症、小児・周産期、透析、精神、神経難病等
ロードマップというと、もう少し、何をするために、何をする、というような流れと数字が示されるものではないかと思うのですが、新しいことが見えません。
ICTの導入はどうなったのか
コロナ対策サイトが有名になった東京都ですが、そのほかはどうなんでしょう。
テレワークのためにホテルを紹介してくれるみたいです。
東京都では、(一社)全日本シティホテル連盟と連携しテレワークの場を提供する宿泊施設と、自宅でテレワークを行うことが難しい社員などのテレワークの場を確保したい企業を募集し、それぞれの情報を把握してマッチングすることで、都内事業者におけるテレワークを促進する取組を行っています。
見守りサービスも始まります。
本サービスは、都立施設で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した場合に、施設の訪問履歴に基づき利用者に迅速に感染情報を通知する仕組みです。
利用にあたっての登録は、アプリのダウンロードが不要な「都立施設入館システム」とLINE「新型コロナ対策パーソナルサポート」から選択し、施設入口に掲示してあるQRコードをスマートフォン等のカメラで読み取ることで手軽に行うことができます。通知については、登録時に選択いただいたサービスで受け取ります。
実は、この見守りサービスの発表は6月5日。その時点で、12日からの運用開始を発表しています。そして、12日のアラート解除。
初めから決まってた感じが否めませんね。
都立施設では導入開始、今日から運用開始です。
そして、LINE「新型コロナ対策パーソナルサポート」については、3月に神奈川県が導入した仕組みです。各県でも導入され、東京都は3月27日に導入しています。
東京アラートとかいう前に、こういうこともきちんとアピールして欲しいものです。
とにかく、新しい生活様式で、そろりそろりと生きていく段階に入ったようです。
東京都はもうすぐ都知事選が始まります。選挙でクラスターが起きないことを望みます。
サポートの意味や意図がまだわかってない感じがありますが、サポートしていただくと、きっと、また次を頑張るだろうと思います。