withコロナ時代の漫才の先駆けになったのが2019年のM-1だったと言われそう
去年のM-1について書いた記事が、何だか今月に入ってアクセスを集めております。
検索すると上位に出てくるからみたいです。
ありがたいことです。これで別に何も儲かるわけではないんですが。
今年のM-1はできるのか
さて、そろそろ今年度分の予選をしなければならないそうですが、なかなか難しいですね。
新型コロナウイルスがエンタメ業界に及ぼす影響を語り合う中で、松本は「俺がちょっと心配してるのはキングオブコント、それからM−1。どうなるのかな」と心配。歌手で俳優の泉谷しげるが「やった方がいいってば。たとえ客が入ってなくても」と開催論を唱えると、松本は「予選ができない。もうそろそろ予選をしないとダメなんです」と説明した。
ようやく劇場はオープンできそうですが、それも、漫才の相方との間に透明のパネルを立てるとかありそうです。
「新しい生活様式」に合わせた“新しい漫才スタイル”も検討されている。飛沫(ひまつ)感染防止のため2人の間にアクリル板などを挟んで、コンビが離れて立って掛け合いする形だ。23日放送予定のフジテレビのネタ番組「ENGEIグランドスラム」でも多くの漫才師が舞台上にアクリル板を立て2本のスタンドマイクでネタを披露している。
新しい生活様式での漫才とは
「ソーシャルディスタンスの距離を取りながら、相方との間にはアクリル板を置いて、お客さんはリモートで見るので、ラグもあっての笑い声は無し」
withコロナ時代の漫才は、こんな感じが「新しい生活様式」になるのでしょうか。
ノンスタイルは、気持ち悪がるネタが強調されて、良い効果が出るかもしれませんが、強いツッコミをするダウンタウンスタイルは、パネルは逆効果かもしれません。
本家は、長いピコピコハンマーを使ったようですけどね。
直接顔を合わすのは、実に36日ぶりという浜田雅功、松本人志の2人。スタジオセットでは、2人の間にもモニターを挟んで2メートルほどの「社会的距離」が確保され、浜田には遠隔ツッコミ用に持ち手を長くした特製の「ピコピコハンマー」が用意された。
このツッコミという手法にどういう工夫を凝らすかが、コロナ時代の漫才になるかもしれませんね。
ペコパ、EXITにみる新様式
そう考えると、ペコパの許容するツッコミは、コロナ時代にぴったりです。
ダウンタウンスタイルが長年占めてきた漫才のスタイルを大きく変えるものだからです。
そして、コロナ時代に正面から向き合ったのがEXITです。
実に発案から撮影まで3日での出来事だった。
詳しくは長いけど、りんたろーのnoteを読んでいただくとして、コロナ騒動をネタに使ってきたEXIT。チャラい中に、しっかりぶち込んでます。
そして、霜降り明星の粗品のツッコミもパネルでセパレートされていてもできそうです。スポニチの記事でもこんな風に書いていました。
このスタイルの問題は「相方に触れることができず、ツッコミが入れづらい」こと。お笑いに詳しい関係者は「ツッコミがボケを叩く“どつき漫才”は厳しい」と指摘。「しばらくの間は相方に触れずに突っ込む『霜降り明星』や、ボケを受け入れる『EXIT』のような“お笑い第7世代”のスタイルがいいのでは」とした。
リモートやソーシャルディスタンスで漫才はできるか
最近、よく出ている宮下草薙は戸惑っているようです。
相方の草薙は「漫才とかも、2m離れてやるもんね、今」「それをなんかCGで後からちょっとくっ付けて」と、最近の漫才の様子についても語り、宮下はこの撮影方法について「時代を象徴するかのような」とコメントしていた。
そういう現場でどういう漫才ができるか、また、リモートで並べられている状況で、どう面白くできるか。製作側も芸人側も工夫が求められます。
そこにフィットした人たちが、また新しい世界を見せてくれるんでしょうね。
例えば、こういう風なこと。
でも、それがM-1で優勝できるかどうかはまた別なんですけどね。
もう二度と志村さんのような感染者を出してはいけない……。そんな弔いが込められた新しい漫才スタイルとは?
言葉で勝負する漫才がさらに磨かれて、肉弾を伴わないツッコミのバリエーションと、リモートだからできる特別なファンタジスタが出てくるんじゃないかと予想しているんですけどね。どうでしょうかね。
サポートの意味や意図がまだわかってない感じがありますが、サポートしていただくと、きっと、また次を頑張るだろうと思います。