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捨てるクロモジを再活用するアイデア vol.2

サッカースクールのコーチ時代、保護者のお母さん方と仲良くなりたくてアロマの勉強をしました。簡単だけれど資格もとって、それ以降、それなりに香りと近しい暮らしをしてきたのですが、サッカーコーチ時代はなんだか恥ずかしくて「アロマの勉強してるんです」とは誰にも言えませんでした。


いただいてきた廃棄予定のクロモジ(ふくぎ)


ぼくは不器用で想像力が乏しく、
何事も手を動かしてみないと全体像を掴めないんです。

100円で売っている精油もあれば、
6000円で売っている精油もあります。


お米も野菜も、
お店で受けるサービスももちろんそうだと思うのだけれど、
ただただ消費する側にいる素人のぼくに、その違いはあんまりわかりません。


けれど、
実際に全ての工程を体験してみると、
そこには「人」がいて、
価値が高くなる理由が肌感覚で伝わってきます。




今回、
廃棄予定のクロモジをアップサイクルし、
フローラルウォーターをつくるにあたり、
工程を最初から最後まで体験させてもらいました。

汗だくになりながら
森の中でクロモジを見つけ(そもそもこれが大変!)
クロモジの枝葉を採取


枝と葉っぱをより分け
それぞれ乾燥

乾燥した枝葉から、
・口に入れても大丈夫なもの(ふくぎ茶|クロモジ茶)
・入浴材として使えるもの
・廃棄するもの
に分別。


分別といっても簡単ではなく、
ピンセットを使って葉っぱを細かく裁断するので、
手間も時間もかかります。


クロモジを蒸留器にセット



そして蒸留。

廃棄予定だったクロモジを蒸留器にセットし、
温度調節などをしながら、
1時間から2時間かけてじっくりと熱を加えます。

ぶくぶくと煮立つ自ら蒸気があがり、
香りと蒸留水を抽出。

30グラムのクロモジに対し、
300mlほどできました。



お店にならんでいるような香りがすぐにでるのかと思いきや、
採取したての香りは、青く強い香りで、
1ヶ月ほどの日数を置くことで、
みんなの知ってるあの香りに落ち着くそうです。


世の中にある
目に見える商品も目に見えない商品も
たくさんの人とエネルギーが関わっていることを
あらためてしみじみ感じています。


前回の「香りが出るかどうか?」のテスト、
そして今回「どれくらいの分量をつくれるか?」の蒸留テストを経て、
ようやく今後の見通しも立てられそうです!



この日は黄金色に輝く夕焼けが綺麗でした

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藤代圭一
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