[読む小噺] レコード（当て書き：ギャロップ）

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#オチを予想してお楽しみください （2文字）

しゃべくり漫才のうまさは｢相槌｣で決まる
●漫才における｢相槌｣はそのときの雰囲気で自然に入れるものなので通常漫才台本には書きませんが，本格的な掛け合いのしゃべくり漫才をイメージできるようあえて細かい｢相槌｣を書き込んでいます。それが｢読む小噺｣です。

毛利：僕は音楽が好きでね
林：好きですねぇあなた
毛：レコードもぎょうさん持ってまして
林：DJやってますからねこの人
毛：みなさんレコードなんて聴くことありますか？
林：レコードプレーヤーがないねん
毛：CDプレーヤーで聴いたらええやん
林：無理やろそれは
毛：何が？
林：レコード入らへんし
毛：溝があるやないか
林：溝？
毛：レコードの溝や
林：あるけど
毛：CDの大きさに合わせて切ったらええねや
林：この溝に沿って？
毛：そのための溝やないか
林：これでええの？(切る)
毛：それをCDプレーヤーに入れてやな
林：聴けんの？
毛：ほらクルクル回ったやろ？
林：ほんまや
毛：どや？
林：全然音鳴らへんやないか
毛：あれ？
林：何してんねん
毛：いやいやいや
林：レコード切ってもうたらあかんやろ
毛：いやちょっとそのレコード見してみ
林：レコード見て何が分かんねん
毛：あ〜これね
林：何が？
毛：これなら音鳴らんわ
林：なんで？
毛：このレコード
林：うん
毛：◯◯や
林：もうええわ

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