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直感の詩

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手書きのモレスキンのノートに書いてある詩を書き綴ります。
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2017年8月の記事一覧

モールス信号

銀河の彼方からモールス信号ぼくはコーヒーを飲みながら受け取る先人の知恵を享受しながらもなまけ者のぼくが地球に存在するウィスキーが「神の水」だったら飲むことにするだろうになぁ狂人と天才は紙一重まどろみのなかで闘っているそんな貴方に送りたい一篇の詩をみんな誰もがキャラづくりに必死だあるがままを許させない現代社会学校では教えてくれない大切なことクリエイティビティ肉体の尊さ 肉体の欲望と本能的関係また説明

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言の葉のワルツ

言の葉から音がきこえる
じつに静かな音だ
とうもろこしの割れる音がきこえる かすかに
海のさざなみもきこえる
モノクロームの想ひ出がカラーになるとき
水の流れが静かに逆流する
詩の鉱脈を見つけた
あとは雪かきをするがごとし
今日はどこへいこうか?
ぼくは人間の条件に似合わない
つまらないし、真面目でもないのだ
地球船はほしの彼方まで行く
アンドロメダ星雲を目指して
あふれる海がぼくを抱え込み、大地

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電子ピアノでトリップ

君の真髄を食べたい
遠くへトリップすることができたらいいな
説明のいらない詩が書けたらどんなにいいだろう
ぼくは恋に恋をした
貴方のいない世界に
苦しみだけがいない世界に
いきたい
光をもとめて
デイケアへ通う日々
電子ピアノの残響が残る気持ち
でも、気持ちだけが空回り
スケールもコードもおぼつかない
「おぼつかない」まさにこのこと
鍵盤にシールを貼って
たどたどしく触れる
苦悩から脱出するための

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渇望

朝が苦しくて
どんよりとしてしまう
顔がひきつって
内臓がきしむ
言の葉さがしとどまることをしらず
いらいら むかむか
生き地獄の季節
油注がれた者の救いをただ待つ
一刻もはやく
時計が逆回りになったらいいのに
トランクひとつで東京という名の
9マイルほど離れた街へ行きたい
地獄の季節から脱却するために
涙がわけもなく頬をつたう
泪は落ちる間もなくダイヤモンドになった
今日も生きなければならない

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音と音のあいだ

言葉を置いて重さをはかる
音なき音をあつめて
一筋の光がさしこむ
考えるのではなく感じること
即興プレイ
沈黙と言う存在理由
かき鳴らすピアノ
ふるえるピアノ線と空気
重いテーマに身をまかせて
中学時代はひたすら踊るように走った
残響が別れをつげて
大人になる瞬間
青くささが消えていく哀しみ
天使があらわれて言葉を紡ぐ
いたずらというものが大人は判ってくれない
終わらない夏の暑苦しさ
マジックリア

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アドリブ

アドリブをかますスタンダップコメディアン

彼は人生がアドリブでした

家には大量のノートブックと原稿

彼は歌う声という現象をテノールで

新宿のバーで今宵もトークライヴ

声からにじみ出る人生観

滝の流れの読書

ジャックナイフの言葉

ぐさりと胸の心臓へとつきささる

ながれるようなきしみ音

よだれと汗が出る

マグナムをにぎりしめ

境にいる

突然のドラム音

なだれのごとく響くシン

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カーニバル

フェスティバルへ行った
ただよう祝祭的なかほり
きしむ音の粒たち
濃い化粧の乙女
ゆきかう
ふりそそぐ波
あふれでるアドレナリン
自己の限界の突破
理解することができない詩たち
ぬりかためられた言葉
即興のはなやかさ
筋肉痛になって役にたつのかわからぬ脚
いきなり出だしからDドリアン
傑作はゴミ捨て場のなかに
インフォメーションではなくインテリジェンスを
詩集をこうた
先人の遺した化石の言の葉あつ

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ジャズピアノ

フリージャズのピアノを聴く
世界のまだみたことのない世界にトリップ
宇宙の曼荼羅
ジャズがなかったら生きていなかったでしょう
カオスのなかの秩序
内臓をひっくりかえされる自由表現への憧れ
自らをさらけ出す
一度は、いや、なんども全力を出し切って
生のありがたみがわかるのです
たたきつけられるピアノ
読めない楽譜の存在
ふたしかで存在の耐えられないぼく
生きること
それは全力でぶつかること
ふたしか

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ジャズ・バー

まどろみが世界をおおう

生と死のはざまのなかで

即興詩が狂おしいほど踊り狂うなかで

夜のジャズ・バーが今日もひらかれる

貴方は川を爪先立ちで眺めていた

ぼくはとなりでそこはかとなく眺めていた

ジャズ・バーからテナーサックスの音色が響く

哀しげに 哀しげに

貴方は言う「随分とセンチメンタリストなのね」

ぼくは「何か御託でもあるの?」とせまる

ピアノのソロがはじまるとうっとりこっく

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ラプソディー

つらい日がつづくときには百薬の長であるバーボンを飲みましょう

テナーサックスが欲しい

コードを学ぶ

詩の朗読とジャズのセッション

貴方は聴いてくれるでしょうか

即興曲のラプソディーを

天然色に染められて

貴方色に染められて

ジャズがなかったら生きていられなかった

ジャズにはそこはかとないパッションがある

カオスのなかの秩序

世界一のジャズピアニストになるんだと言う妄想

めく

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即興詩人は今日も歩く

フランス語ができるようになりたい

生きる歓びが感じられるだろう

フランス語で思考したい

言の葉の粒たち

歓喜

乱舞

言葉が踊る

その瞬間を感じたいダダイスト

ワルツを踊ろう

教授が言った「君のライフスタイルは何?」

苦しみを昇華させて

どぶねずみたちが叫ぶ

ライフワークは言葉です

スケールコードをかきならせ

Gの上に立ってスウィングしなけりゃ意味ないね

アンサンブルは

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存在の耐えられない重さ

存在の耐えられない重さが言葉にはつまっている

死と生のはざまで生きて

墓場まで何マイルあるだろう

あふれでる音の粒

神に出会ったその時まで

言の葉のセッション

数限りなく

疾走する言葉

もうだめだ

生きる気力をなくした

息つぎができない

苦しみもだえる

平均律クラヴィーア

もう駄目だと思ったときに聴くあなた

いったいどこにいるのだろう

つかみどころがないあなた

そなたはいずこへいくのでしょう

夜のとばりが待ち遠しい

くるしい頭痛がおそうとき

そなたの調べを聴くのです

バッハの調べを聴くのです

沈黙の内奥をのぞくのです

夢見るあなたのプレリュード

言葉の奥の底のほのか

そらみたことか

もう帰ることができない

あなたの思惑にどっぷりつかっていま

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セッション

魂と魂がぶつかりあう

それはもはや言語

彫刻刃でほられるほど刻銘に

即興詩人があらわれた

無から有を生むパワー

耐えられないほどの熱いパッションを昇華して

なにもない荒野を突き進む

ラフであるが下手でもない