音と音のあいだ

言葉を置いて重さをはかる
音なき音をあつめて
一筋の光がさしこむ
考えるのではなく感じること
即興プレイ
沈黙と言う存在理由
かき鳴らすピアノ
ふるえるピアノ線と空気
重いテーマに身をまかせて
中学時代はひたすら踊るように走った
残響が別れをつげて
大人になる瞬間
青くささが消えていく哀しみ
天使があらわれて言葉を紡ぐ
いたずらというものが大人は判ってくれない
終わらない夏の暑苦しさ
マジックリアリズムの粒々感
年をとるほど守りにはいる
遠くまで届け パウル・ツェランの遺言

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