「コンサル一年目が学ぶこと」を読んで
はじめに
兄にオススメされて、大石哲之「コンサル一年目が学ぶこと」を読んだ。
思考法、仕事のやり方など、多岐にわたる内容だったので、今後も読み返して身につけたい。
新卒として働き始める私にとても役に立つ本だった。
この本を読む目的
まずは大切な、この本を読むにあたって何を学びたいかという目的。
今すぐに役立てたいというよりは、「来年から働くための準備」という気持ちで読んだ。
・新卒に大事なことは何?
・仕事ができる人ってどんな人?
・新しい考え方が知りたい
「何をどのようにどんな考え方で」が全体的に書かれていて、働いたことのない私にもイメージしやすかったし、実行に移しやすい内容だった。
学んだこと
○数字を大切にする
・意見は封殺されることがあるが、事実は封殺しようがない
・現場調査をして、独自に集めた数字が有効
○議論について
・ロジックと数字があれば議論はできる
・違うところ、理解できないところは、合わせるのではなく、そのままにしておく
・全員が納得できるローコンテクストなルールだけもうける
・端的に率直に話す
・知識がない人に説明して理解してもらえるか試す
○仕事の仕方
・徹底的に相手の土俵に合わせる(フォーマット、考え方の癖)
・相手の期待値、期待の中身を把握する
・期待の中身が分かったら、それを絶対に外さない。
・相手の期待以上の成果を出し続ける。
・時には、相手の期待値を下げることも必要
・事実・解釈・推奨アクションを分けて伝える
・その仕事の背景や目的を知る
・具体的な成果イメージを共有する
・期待されるクオリティを確認する
・優先順位・緊急度を共有する
・まずは手順を考えてから仕事に取り掛かる
・リーダーの提案をサポートするために周りを巻き込み、必要なことを考え、自主的に動く
○思考法
・仮説⇨検証⇨フィードバック のサイクルを高速で回す
・自分の意見を持ってから情報に触れる
・時間はお金。会議に出席して何も発言しないなら貢献しないのと同じ
・丁寧にゆっくりよりも、雑で早く
・誰に、どこにコミットするのか意識(×頑張るため、上司のため)
その他、資料作成のポイント、パワポの効果的な使い方、議事録の書き方、ショートカットキーなど
応用してみた
(今すぐ活用するために読むのではないと言いつつ、早速やってみたくなっちゃいました。)
現在私は、部活の同期に一コマ500円で国語を教えている。
マレーシアから来た子で、来年から社会人として働くにあたり日本語を勉強し直したいということだった。
(話し合いの結果、お互い相手に気を使わせないために、お金をもらうことにしたました〜)
その中で、この本で学んだことが役立ちそうだったので応用してみた。
・まずは手順を考えてから
・期待と成果イメージの共有
・現状と目標と方法の整理
・なるべく数値化、具体化
この四点を意識し、話しながら以下のスライドを作成した(一部掲載)
(掲載の許可は貰ってます)
この計画は、今後も何度か修正していく予定だ。
分かったこと①
この方法をやってみてわかったのだが、期待値のすり寄せは今まで見落としていた重要なポイントだった。
今まで、何かを人のために行う際、自分は自分ができる最大限の力を出そうと考えていた。
しかし、それでは相手の期待から逸れてしまうこともあり、効率が悪いことが分かった。
今回初めてやった期待値のすり寄せ。
自分の想像と期待があっている点も多くあったが(今まで一緒にいた期間も長いからね)
そんなことまでは無理だよ!(完璧に報告書を作成するとか)ということも期待されていたことが判明した。(私でもできないよ)
相手の期待値を下げるマネジメントをしないと、自分の最大限の力を出しても、満足されないことになってしまう。
これは大きな学びだった。
分かったこと②
また、目標の数値化は結構難しいこともわかった。
数値化することで目標の達成度がわかりやすいし、目標に向けた課題も見つけやすくなる。
数値化するためには数値化できる物差しが必要になる。
この物差しを見つけるのが今の私には難しかった。
今回は文字数(「200字の文章をかけるように」)としたが、この物差しで良いのか?
学生のうちに、目標を数値として具体的に定める練習をしようと思う。
まとめ
兄に勧められて読んだ本でした。
具体的な学びがとても多かった!
働いてから活かせる部分が多くあると思うので、働き始めたらもう一度読んでみよう
ちなみに、友達への国語の授業はこれから始まります。
期待を超えられるよう、試行錯誤していこう!楽しみだ!