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「安定感や統一感は勝手に顕れるもの」スケール&エチュードグループレッスンレポート・2/25

スケール&エチュードグループレッスン、今回もアイヒラースケールとランスロエチュードで基礎をみっちり練習しました。

まずはスケールです。
今回はC-durの2番のアルペジオで、タンギングとスタッカートの練習をしました。

難易度としてはタンギング→スタッカートなので、まずはタンギングです。タンギングでは

・指と舌のタイミングの微調整
・指がばらけない構え方や指の使い方
・息やアンブシュアの調節
・リードミスを出さないための練習
・舌の位置の調整

などなど、沢山練習しました。

やはり今回も感じたのは「継続は力なり」ということです。コツコツとやってきた基礎練習が身についてきて、結果に表れてきたのを全員の方から感じました。

適当に基礎を練習しても、すぐ天井がやってきます。そこで終わるのも自由ですが、そのままで活動し続けると無理が来ます。もう上達しない、大人だから仕方ないという諦めも、基礎の練習の仕方から来ていることも多いのではと思います。

もう一度基礎を見直して練習していくと、気がついたら天井が消えていて楽器を吹くのがどんどん楽しくなってくるのです。速攻で結果は出ませんが、やって良かったと思うのが基礎の見直し練習です。

タンギングの次はスタッカートです。
スタッカートの奏法自体が曖昧だったり、その場しのぎになっている方が多いと思いますが、スタッカートは習わないと身に付けられないテクニックの筆頭だと思います。

これも一気にできるようになるのは難しいので、基礎的な練習を入れながら段階的に練習しました。おそらく初めてのテクニックもあったと思いますが、皆さん真剣に練習されていました。

3月のアーティキュレーション(スラー+スタッカート)の回や5月以降もスタッカートは取り上げるので、地道に練習していきましょう。

ばらけない指の動かし方を練習


エチュードはランスロ26のエチュードの6番です。

6番が難しいと感じる方は、わかってらっしゃる「通」です。楽譜が白っぽいから余裕!と思う方はまだ色々浅いかもしれません。

今回は2回目なので、これらのテクニックを中心に練習しました。
・スロートトーンの音の出し方
・スラーの繋げ方
・指の動かし方
・安定したテンポでの吹き方
・音の出だしの吹き方 など

一見易しそうな曲は基礎が丸見えになるから難しいのです。でも音数が少ないので、じっくり取り組めるのが良いところです。

最後は全員でリレー演奏しました。安定感のあるテンポで吹くことの難しさや、自分以外の人が設定したテンポで吹く難しさがありましたね。3回リレーしましたが、最後はとても安定して統一感のある演奏になりました。

安定感も統一感も、そうしようと思うから出るものではなく、必要なことが全部揃ったら勝手に顕れてきました。勝手に顕れるものが本物ではないかなと思っています。

3月以降もまた一緒に練習しましょう!3月は満席、4月は空きがあります。途中参加単発参加もできますので、興味のある方はぜひご参加ください。

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