3/6グループレッスンレポート「目の仕組み、使い方、休め方」「歌い方、音楽表現」
3/6グループレッスンのレポート、書いていきたいと思います!
今回は直前にキャンセルが出て、3名でのこじんまりとした楽しいグループレッスンでした。
ATグループレッスンは、目について。目の仕組みから、使い方、休ませ方までを扱いました。
目の仕組みでは、目を使う上で知っておくと良い目の構造、見ている時に眼球に何が起こっているのかなどをレクチャーしました。
目の使い方は色々な実験をして違いを体感してもらいました。
「ホワイトボードに書いた線を見る」
「楽譜を見る」
「スマホを見る」
などで意識や身体の使い方で見え方が変わるか?実験をしました。
目の休め方では、目の使い方のメソッド、ベイツメソッドで学んだ方法を中心に、ご紹介しました。
実際にやっていただくと「目の疲れが取れた」「スッキリした」「眠くなりそう」などリラックスできたというご感想をいただきました。
これらはいつでもできる簡単な方法なのに、効果抜群なのです。
目を酷使する現代では必須と言ってもいい方法なので、ぜひ知っていただきたいです。
後半のATのアクティビティでは、仕事での強いストレスを開放したいという方のレッスンが印象的でした。
ストレスを解決したいと考える時にATを使った結果、ご自身で原因や対策を見つけられていたのが素敵でした。
身体が緩んでくると、抑えていたことが浮かび上がってきたり、原因が芋づる式にわかったり、そしてどう考えていけばいいのか、どう行動していけば自分に優しくできるのかが自然とわかることが多いです。
この気づきの過程に共感されていた参加者の方もいらっしゃいました。お一人の気づきが他の方に波及して、自然な変化が起こるのは静かな感動です。
前半の目の使い方で気づきがあった方も、歩きながら目の使い方の実践をしました。動くものを見るときの使い方なんて、私も学ばなければ全く知らなかったことです。こういうことを義務教育で習いたかったです。
クラリネットのグループレッスンは「歌い方、音楽表現」。サン=サーンスのソナタ第1楽章の前半で練習しました。
個々のレッスンの前に、曲に取り組むとき、何に気をつけてどういう手順でやっていけばいいのかを皆で考え、私が補足したりしました。
これらを踏まえてお一人ずつレッスンです。
それぞれの方で課題は違いましたが、主にこのようなことをお伝えし実践しました。
頭の中と演奏の関係
やりたい演奏に合ったテクニック
キャパオーバーになったらどうすればいいのか?
楽譜の読み解き方(楽語や記号の意味の捉え方)
休符の扱い方
安定したテンポのためのアイデア などなど・・
見学していて自分と共通したものを見出した方も多かったのではと思います。同じ曲で他の方のレッスンを見学できるなんて、ほとんどない機会だと思います。
クラリネットのレッスンでももちろんATの要素は色々織り込んでいます。ATは演奏の場面でもかなり助けになるものです。
3月はこのようなレッスンで、4月(4/17と4/29)はピアニストの方をお迎えして、ピアノとのアンサンブルについても基礎から練習していきます。課題曲は同じサン=サーンスです。
今回と同じ内容で3/21にもう一度行います。興味のある方はぜひご参加ください。
サン=サーンスは1フレーズ吹けていれば十分。披露が目的ではないので綺麗に仕上げてこなくても大丈夫、ソロ曲が初めてでも大丈夫。一緒に練習していきましょう。
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