「ピアノ合わせ三昧でモヤモヤがスッキリ!」AT・Clグループレッスンレポート・12/8
今年最後のATとClのグループレッスンは、ピアノ合わせにまつわる内容にしました。
ATグループレッスンのテーマは
「共演者と会話」です。
ピアノ合わせの前には、ピアニストの方に曲名やテンポ、練習したい箇所など自分の希望を伝えますが、演奏以前の「伝える」を探究することで演奏も変わるのではと思いテーマにしてみました。
ピアニスト役の人に、まずはいつも通り希望を伝えてもらいました。その後ATでお手伝いしたり、ヒントをお伝えしたりして再度やってもらいました。
1回目は早口で「早く伝えなきゃ!」という方が多く、聞いている方も頑張って理解しないと!いう印象でした。
2回目、身体の使い方や話し方が変わると、身構えなくても希望や考えがスッと入ってきて聞いている方のストレスも減ったようでした。
当事者の方やピアニスト役の方も、色々なことに気づかれていました。
話し方を変えることで伝わり方が変わったり、そこまで頑張らなくて良いと気づけたり・・・
早く伝えなきゃ!と慌てたり、しっかり伝えようと頑張るよりも、身体に気づき続け自分に居続けた方が伝わりやすいとは、なんとも興味深いですね。これは日常にもフル活用できると思います。
Clグループレッスンは
「曲の冒頭のピアノ合わせ」です
冒頭だけだから練習量が少なくていい
全部吹けなくても名曲のさわりを体験できる
ピアニストの方と共演体験ができる など
メリットしかないなと思い企画しました。
これらの曲からお一人3曲選択して演奏しました。
・サン=サーンス:ソナタより第1楽章
・サン=サーンス:ソナタより4楽章
・ドビュッシー:第1ラプソディ
・シューマン:ファンタジーシュトゥックよりⅢ(A管)
・ウェーバー:コンチェルティーノ
・ブラームス:ソナタ第2番より第1楽章
・ブラームス:ソナタ第2番より第2楽章
演奏したことのある方ならお分かりだと思いますが、合図が難しかったり、前奏を聴き取るのが難しかったり、出にくい音から始まったり、カウントが難しい曲です。
それぞれの段階で練習しました。何度も前奏だけ弾いてもらって聴いたり、自信を持って入れるまで練習したり・・
初めてピアノと一緒に演奏する方は、最初こそ緊張されていましたが、回を重ねていくと歌うように楽しんで演奏されていて嬉しかったです。
ご自身のクセに気づかれたり、自分次第でピアノの演奏が変わっていくのを体験された方もいらっしゃいました。
あえてカウントをやめて練習した方もいらっしゃいました。究極のタイミングはカウントを手放した先にあります。基礎的なことができていて慣れていると、ここまで探求できます。
レッスンを見学しているときも、カウントしたり自分も演奏するつもりで聴いたりと頭の中でも沢山練習できたと思います。見学したおかげで、モヤモヤしながら合わせていたところが分かるようになったという方も多かったです。
今回もかなりバリエーションに富んだ体験が詰まっていたと思います。自分の枠外の体験や気づきを共有できるのもグループレッスンの真骨頂です。
終了後は、ピアニストのそよか先生を囲んでお茶会をしました。ピアニストの音づくりなど色々なお話やミニATレッスンが始まったりとこちらも楽しかったです。
来年も曲を中心にしたAT・Clグループがあります。お席わずかですが興味のある方はぜひご参加ください。
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