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「”勇気を出して行動”が上達の秘訣です」スケール&エチュードグループレッスンレポート・12/22

2024年最後のグループレッスン。半音階がテーマのスケールとエチュードの最終回でした。

スケール&エチュードでは楽器のテクニック習得が中心になりますが、今回はATやボディマッピング的な要素の割合を増やしてみました。

これらを入れると、練習していないのに変わってしまうので「不思議〜」という声が出るのですが、全然不思議ではないんです。来年からはさらにこの要素を入れていきたいと思います。

スケールはアイヒラーの31ページの半音階です。

今回は速いテンポの仕上げ。それぞれの方が設定した速いテンポで吹き方や準備、失敗した時の対処法などを練習しました。

練習の成果が出て、最初と比べると見違えるように変化されていました。参加して課題に取り組む前と後では、できることが劇的に増えたのではと思います。

参加希望を出すだけでも勇気がいったり、申し込んでから不安になって後悔したり、尻込みしてスルーしたりと、参加するかを考えるだけでも色々な学びがあります。

それだけでも良いと思いますが、実際参加した方からは「あの時参加すると決めてよかった!」という声を多く聞きます。

その晴れやかなお顔や演奏の変化を拝見すると、企画してよかったなと思うし、必要な方はどんどん参加してほしいなと思ってしまいます。

今回で半音階の課題は終わりますが、これからも練習しますという声が聞けたのが嬉しかったです。

練習を続けていくと、自分から聴いた事のない音が聞こえてくるのでどんどん楽しくなってきます。さらに質を上げて曲に生かしてほしいと思います。



エチュードの課題はローズ32のエチュードの7番です。

こちらも上達が見られてよかったです。音符を並べるだけで精一杯の演奏から「こう演奏したい」が聴こえてくるようになってきました。半音階の部分も音楽的になってきました。

「こう演奏したい」はスタート地点ですが、必要な技術が伴っていないと表に出てこないものです。やりたいことを表現するために技術は必要不可欠です。

少しずつ技術が付いてきたことで「こう演奏したい」が聴こえてくるようになってきたのではと思います。

アンサンブルの基礎練習では、リレー演奏をしました。

今回は2小節ずつ順番に繋いでいくシンプルなものにしました。目標はリレーしていても一人で吹いているように演奏すること。

フレーズの切れ目も一人の人が吹いているように繋げたり、アウフタクトも次の音への方向性を示して吹くなど、シンプルながら難易度の高いものになったと思います。

最後まで意識が行き届かなかったり、発音が甘いだけでも切れてしまいます。また、自分の担当箇所以外は無関心だと音楽になりません。さまざまな要素を含んだ練習でした。

質を上げるべく受け渡し部分を練習したり、発音の基礎練習をしたり、受け渡しの意識の持ち方や身体の使い方など色々練習しました。最後に繋げたときは、最初よりも繋がりがよく音楽の流れも出てきていました。

音の受け渡しはアンサンブルや合奏でも頻繁に行われることです。今回の体験は現場で生かして初めて成果になると思います。ぜひやってみてほしいなと思います。

終了後はお茶会(自由参加)でした。

年末とピアノの先生が来られる時はお茶会があります。

グループレッスンの話からプライベートな話まで、色々なお話ができて楽しかったです。楽団の愚痴がほとんど出なかったのがよかったですね 笑 

来年も楽しく学びになる、チャレンジ要素もある企画を用意しています。演奏の次元を上げたい方は是非ご参加ください。個人レッスンも随時受付中です。

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