9/12・グループレッスンのご感想(アマチュア演奏家Uさん)
引き続き9/12グループレッスンのご感想です。吹奏楽で活動されているUさんからいただきました。とても詳しく書いてくださったので、ゆっくりお読みください。
まずはATグループレッスンのご感想です。
今回もグループレッスンの醍醐味をたっぷりと堪能できました。
今回は呼吸のしくみについていつもの骨格標本君や動画で理解を深め、その後各自やりたい動きを探究しました。
そこで日常での足への負担を改善したいという方がいらっしゃいましたが、足の骨の構造を知った上で自分の体がどう動けるのかを実践した結果、負担がかなり改善したのには驚きました。
普段のレッスンでも骨格や筋肉の仕組みについて先生がよく説明してくださいますが、はじめはクラリネットの演奏でそんな生物学のような知識が必要なのかよくわかっていませんでした。
しかし演奏中動きづらかったり、やりたいことに対して何らかの妨げがある際に、自分の体がどういう仕組みでどこまで動けるのを目で見て知ることで、急にできるようになってびっくりすることがたくさんありました。
それをグループレッスンでも別の方が変わっていくのを客観的に見られるのは普段のレッスンの強化になるし、とても楽しいです。
私は「楽団で楽器の後片付けが遅くて焦ってしまう」点について質問してみました。コロナ禍で練習時間が少ない中、他の楽器の人たちがさっさと片付けて会場の撤収に参加しているのに、自分が片付けるのが遅いせいで周りに貢献できていないのでは?と常々気にしていました。
実はこの質問に関しては個人レッスンの際にチラッと先生にお話しした際「別に一番遅いわけでもなく、会場撤収時間に間に合わないわけでもなければ、周りも迷惑になんか思っていないのでは?」と言っていただき、その時点で悩みはほぼ解決したのですが、AT的にはどういう解決法があるのか興味があったので質問させていただきました。
一度普段通り片付ける様子を見ていただき、その際周りの方達からは「別に遅く無い。むしろ早い方」と言っていただけました。
自分的には意外にも思いましたが、そこにAT的なテクニックを教わり実践してもう一度見ていただいた結果、「動きに無駄が無くなった。手先だけで焦っている感じがなくなり体がうまく使えている感じ」との周りからの感想をいただきました。
この時教えていただいたやり方は、はじめ「それではもっと時間がかかってしまうのでは?」と一瞬思いましたが、実際にやってみると頭が整理されて気持ちはゆったりしているのに、丁寧な上にさらにスムーズに速く片付けられました。
さらに、次の方の時に、私が楽器を片付けるときにやった事を、組み立てるときにやってみるとどうなるかを見ることができました。
もともと動きが優雅な方なのですが、そのテクニックが加わることでさらに動きが流動的でスムーズに楽器を組み立てていました。しかもその組み立てる一連の動きの効果が演奏に対する心の準備にもつなげられる様を目の当たりにできました。
今回のATグループでは、今まで教えていただいたこと(先生のメルマガやブログも含みますが)のおかげで、最近の演奏会での舞台上でちょっとしたトラブルが起きた際にかなり冷静に対処して解決することができた事を報告することができました。
今までは演奏中のちょっとした事でパニックになって落ちてしまったり、その後の演奏で失敗を引きずることが多かったのですが…。
もちろん演奏上失敗しないことに越したことはありませんが、こういった咄嗟の時に「自分はどうしたいのか」を考え、それには何をすれば良いかを実行することで対処できたことに自分でも驚いています。
今後もこういった少しづつの積み重ねで自分がどう成長できるか楽しみです。また次のATグループレッスンも楽しみにしております。
次はクラリネットグループレッスン(ピアノ合わせ基礎)のご感想です。
今回はピアノとの合わせ方の基礎(サンサーンスのソナタ1楽章)をグループレッスンで学べるということで楽しみにしておりました。
先生の話では「予約は秒で埋まった」との事でしたが、本当に貴重な体験で次回も参加したいので、次が決まり次第また「秒で」申し込みたいと思います。
私の番では、まず一度演奏してみたところ、緊張して息がうまく使えず腹筋が痙攣してしまい音が揺れてしまうという症状が出てしまいました。
ピアノ合わせの経験が少ないせいか、以前から息が急に苦しくなってこの症状がでてしまうことが多いのですが、先生からのアドバイスで「吹き始めるまでの間に準備の時間をゆったりと取る」ことによりだいぶ改善しました。
さらに「自分の決めたテンポをキープしたいあまり8分音符が全面に出てしまう」という点で、「テンポを感じる流れを大きく取る」ことで、周りの皆さんから「音楽に方向性が出た」との感想をいただけました。
8分音符を頭に鳴らし続けるという保険を外すのは怖かったのですが、そのことでより自由に楽しく演奏できました。
また自分にとって大きかったのは、ピアノと合わせられるという事は本当に貴重な機会だったということです。初めに書いた緊張状態で腹筋が痙攣するのは本当に極限状態でないと出ないので、こういった機会を積み重ねることで、少しずつ慣れていくためのステップになるだろうと思います。
他の方では「同じ音のフレーズを吹き分ける」、歩きながら吹いてみる事で、走り気味のテンポが安定。ピアノ合わせの際のチューニングのやり方。など盛りだくさんで、中でも印象的だったのが演奏前に調子が良かったリードが本番で急に吹きにくくなる事象に対しての対策です。自分にとっても「あるある」なのですごく共感できました。
今回も皆さんとても上手な方ばかりだったので緊張しましたが、緊張するのは上手い人でも一緒である事と、適切なアドバイスでその緊張を跳ね除けて本来の実力を出せるのを目の当たりにできました。
素敵な演奏をたくさん聞けたのも得した気分です。
今回はグループレッスンですがプチ発表会みたいで楽しく、しかもたくさん学べました。次もまた参加したいので、次の告知を心待ちにしております。どうもありがとうございました。
ありがとうございました!いつも熱心に受講してくださるUさん、ATの考え方がたくさん変化を起こしているようですね。私もとても嬉しいです。
次回ATレッスンは9/28(火)です。詳細&お申し込みはHPからどうぞ。
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