「本当の望み、本当の実力が見えてきてからがスタート」AT・Clグループレッスンレポート
新年1回目のAT・Clグループレッスンです。今回も色々なことが起こりました。
ATグループレッスンは
「今年のやりたいこと、叶えたいことを考える」でした。
考えたり書くときにATを使うとどうなるか?とても興味深かったです。
座っているときにATを使い
ペンと紙を手に取るときにATを使い
何をやりたいかな〜と考えるときにATを使ってもらいました。
ATを使うと、全く予想外のことを思いついたり、禁断の望みがフッと降ってきたという方が多かったです。(具体的に何かは発表していません)
身体が縮んで固まっているときは、人に言っても恥ずかしくないものや立派なものが出てくることが多いですが、ATを使って身体本来の機能が戻ってくると自分でも気づかない本当の望みが出てきやすくなります。皆さんの体験からこれを改めて確信しました。
参加者の方にATを使ってもらうと予想外のことが起きてくるので、計り知れない可能性を感じます。本来あるものを使うだけでいい、何かを足さなくてもいいということを何度も体験すると正解探しや競争からリタイアできるかもしれません。
4月のグループレッスンは自由テーマなので、興味のある方は「望みを出す」にATを使ってみてください。
クラリネットグループレッスンは
「モーツァルトのコンチェルトでテクニック、音楽性を磨こう!その1」でした。
モーツァルトのコンチェルトの第2楽章を練習し、4月にはピアニストの方と一緒に演奏するシリーズの第1回目です。
モーツァルトのコンチェルトはあらゆる意味で世界一難しい曲だと思います。音大でレッスンに持っていっても1小節(いや1音かも)で1時間終わってしまうことも普通です。今回はあえて名曲を通して練習してみようという企画を立てました。
モーツァルトのコンチェルトは、技術的にはクラリネットを数年練習していれば曲がりなりにも吹けるものです。私も中学の時に見よう見まねで吹いていました。
でも、それは表面上だけ。シンプルな旋律を過不足なく、基礎に忠実に音楽的に吹くのは一生かかります。
レッスンでもお話ししましたが、誰もが知っている大巨匠が「モーツァルトは何度やってもわからない」と言っていたくらいの曲です。プロの方は全員この言葉に大きく頷いてくれると思います。
・・と言ってアマチュアの私には無理、敷居が高すぎる・・と尻込みしているとあっという間に人生が終わってしまいます。本当はやってみたいのに憧れで終わってしまうって残念ですよね。
未熟であってもその時々の学びが必ずあります。超名曲を練習して人前で吹くという体験自体に大きな意味があると思うので、思い切って取り上げてみました。
今回はそんなチャレンジをされる方が集まりました。
今回の課題の範囲を2つに分けて、お一人ずつ2回レッスンしました。
蓋を開けてみると出だしが思うように出なかったり、テンポが定まらなかったり、レガートが綺麗につながらなかったり、拍子を取り続けるのが難しかったり、表現が過剰になってしまったり、表現まで到達できなかったり、アクシデントに翻弄されたり・・
シンプルだからこそ、身についていることや思考が全て鏡張りになってしまいます。
がっかりなこともあったかもしれませんが、課題が整理されて練習の指針がはっきり見えてきたと思います。ここからどう動いていくかでその先が決まってきます。
最後は五重奏編曲のアンサンブルをしました。自分のパートを吹きながら他のパートを聴くことで、肚落ちしたことも多かったのではと思います。クラリネット五重奏のモーツァルトのコンチェルトはとても美しかったです。
2月は満席ですが、3月、4月はまだ空きがあります。我こそは!という方はぜひご参加ください。
ここから先は
心と身体が楽になる♪演奏向上ラボ
【全記事読み放題】 ほぼ毎日更新! アレクサンダーテクニーク・クラリネット教師の豊永よしこがレッスンでお伝えしているエッセンスを投稿してい…
サポートいただけると大変喜びます!